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フリーランスで手取り20万円を稼ぐために必要な売上げの目安

手取り20万円

フリーランスとして手取り20万円を稼ぐためには、いくら売上げ(利益)が必要なのか?

その目安を紹介します。

まずサラリーマンの手取り給料とは、社会保険や年金、税金、その他もろもろ引かれて手元に残った自由に使えるお金のことです。

手取りが20万円の場合、実際の給与の総額は25万円ほどで、そこからいろんなものが引かれているわけですね。

フリーランスの場合は、利益(売上げ-経費)がそのまま自分の給料になるわけですが、そこから社会保険や税金を支払わなくてはなりません。

それらすべてを支払って手元に残った自由に使えるお金が手取りです。

フリーランスが経費(事業で必要な物)以外で自分で支払うお金としては、

  • 国民健康保険料
  • 国民年金
  • 住民税
  • 所得税

があります。

つまり、20万円プラスこれらの支出額を稼がないと手取り20万円が手元に残らないわけです。

月収20万円(売上-経費)の場合の手取り額はいくら?

利益20万円から国民健康保険料、国民年金、住民税、所得税を引いたらいくら手元に残るのでしょうか?

フリーランス者の年齢や配偶者の有無、扶養家族の数によって税金額が変わってきますが、今回は、

  • 「売上げ-経費」が20万円/月
  • 年齢は40歳~65歳
  • 配偶者無し
  • 扶養家族無し
  • 青色申告あり

これで計算してみたいと思います。

計算はこちらのサイトの個人事業主シミュレーションを使わせていただきました。

こちらのサイトは1年間の税金・保険料を計算するので、12で割った金額を以下掲載します。

売上げ-経費の月収が20万円(年間所得240万円)の場合、

所得税:3,500円

住民税:7,900円

国民年金:16,610円

国民健康保険:18,895円

合計:46,905円

手取り収入:20万円ー46,905円=153,095円

つまり、利益(売上げ-事業に必要な経費)から年金や税金を引かれると、手取りは約15万円ということ。

求めている手取り20万円に5万円ほど足りないですね。

フリーランスで手取り20万円を残す場合、月収いくら稼がないといけない?

では手取りを20万円残すためには月収いくら稼がなければならないのか?

先ほどの計算シミュレーションを使ってみると、月の手取り20万円を残すためには、

売上げ-経費=3,152,000円/年、12で割ると262,600円/月

つまり、およそ26万円の利益を出さないと手取り20万円は残らないという計算になります。

ちなみに引かれる各金額は、

  • 所得税:6,275円
  • 住民税:13,380円
  • 国民年金:16,610円
  • 国民健康保険:26,380円

結構つらいですよね。

6万円も年金や税金で持って行かれるんですから。

利益が出てもお金を使わず貯金しておこう

フリーランスの場合、確定申告をして前年度の収入から健康保険や年金、税金の額を算出します。

例えば、2021年に得た利益は確定申告をして2022年に支払います。

つまり2021年に儲かったからといって贅沢をしてしまうと、2022年にがっぽり税金の支払いが来るのできつくなるということ。

しっかりと支払う税金のことも考えてお金は取っておかなければなりません。

欲しい手取り金額 × 1.5倍を目安に稼ごう

フリーランスとして手取り20万円を稼ぐためには、およそ26万円の利益を出さないといけないけません。

利益が20万円だったら手取りはおよそ15万円になります。

どうでしょうか?

稼げそうですか?

サラリーマンだと利益を生み出さなくても毎月給料は振り込まれますが、フリーランスになると自分で稼がないと収入にはなりません。

そういった厳しい世界です。そのぶん得られるメリットもありますが。

独身なのか養う家族がいるのかなど、環境によって必要な収入は変わってきますが、目安としては欲しい手取り金額の1.5倍を目安に稼げるようになると良いと思います。

1.5倍であればカツカツではなく、少し余裕がある金額です。

もしサラリーマンからいきなりフリーランスになって手取り20万円を稼ぐ自信がないなら、副業で始めるのがおすすめです。

業種にもよりますが、それが可能ならそのほうが間違いありません。

PRTIMESの記事によると、フリーランス1年目の年収アンケート結果によると、

  • 1位:〜200万円(82%)
  • 2位:300万円台(12%)
  • 3位:400万円台(5%)
  • 4位:800万円台(1%)

決して楽ではない数字が出ています。

どうやって売上げを作っていくのか、きちんと計画を立ててからフリーランスになった方が間違いはありません。

それとフリーランスになった経理などお金の計算もすべて自分で行わないといけないため、日ごろから税金がいくらかかるとか、そういったことも意識しておくと良いでしょう。

フリーランスにとって負担の大きい健康保険と国民年金の負担を減らす方法などはこちらの記事に書いているので参考にしてください。

またこれからフリーランスになろうと思っている人に、参考になる無料メルマガもやっているのでよかったどうぞ。

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タシテク
宮崎県で個人事業主をしているタシテクと申します。このブログでは40歳で起業し、人生をリスタートさせた経験談を発信しています。フリーランスになりたい、脱サラして独立起業を考えている人の参考になれば幸いです。 気に入ったらTwitterのフォローよろしくお願いします。
自分で稼ぐ・ひとり起業したい人を応援するnote

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このようなへ経験談を書いています。

わたしは30代後半から40代に差し掛かり、これからの働き方に明るい未来を見出せずにいました。

それで転職ではなく脱サラして起業する道を選んだのですが、たくさんの疑問や悩みを相談できる人が周りにいませんでした。

もし身近に話を聞いてくれる経験者がいたらどんなに心強く、そして遠回りをせずに済んだのだろうと思います。

そこで同じような悩みを抱えている人のため、自分の経験を活かせるnoteを書きました。

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