起業

フリーランスか転職かの判断基準!それぞれのメリット・デメリットから考えよう

転職かフリーランスか
  • 自分のスキルに自信がある
  • 自由な働き方に憧れる
  • サラリーマンという働き方に不満

だけど起業してフリーランスになるのは不安、転職するか迷っている人へ。

最近ではエンジニアやWebデザイナー、ライターなどフリーランスになる人が増えていて、いろいろな働き方ができるようになっています。

フリーランスか転職か迷っている人は、まずはそれぞれのメリットやデメリットを理解し、自分の理想の働き方ができる方を選べばいいと思います。

転職することのメリット・デメリット、フリーランスになることのメリット・デメリットを紹介しますので、どちらが自分に合っているか参考にしてください。

転職とフリーランスの違い

まずは転職してサラリーマンとして働くことと、フリーランスという働き方の違いについてご説明します。

雇用関係の有無

転職とフリーランスの一番の違いは雇用状態です。

サラリーマンは企業に属するため経営者に雇用されますが、フリーランスだと雇用主がいないため自分が代表になります。

ただ、ライターやエンジニアで、ある特定の企業からだけ案件を受けている場合は、そこの社員ではないにしろ(雇用形態が違うだけで)働き方はさほど変わらない気もしますが。

収入源

サラリーマンは会社から給料をもらいますが、フリーランスは自分で稼がなければなりません。

サラリーマンは仕事をしようがサボろうが給料は毎月支払われます。

しかし、フリーランスは自分が頑張っただけ、サボったらサボっただけ収入に直結しますので波があるというか不安定ではありますね。

フリーランスに二の足を踏む人の多くは、この収入の不安定さを懸念する人が多いのではないでしょうか。

収入の上限

サラリーマンの年収は業界や職種によってある程度決まっています。

もちろんスキルに応じて評価されれば手当などで給料もアップすると思いますが、それでも年収何千万とかは無理でしょう。

一方、フリーランスになると収入の上限は自分次第になります。

努力ややり方次第ではサラリーマンでは無理な金額を稼ぐこともできると思います。

ワークライフバランス

サラリーマンは8時~17時のように就業時間が決まっています。

一方、フリーランスは自分で就業時間を決められるため自由な働き方ができます。

フリーランスは時間の融通がきく反面、自宅で仕事をする場合などメリハリがなくなることもあるので注意が必要です。

社会保障

サラリーマンは社会保険で保険料の半分は会社が負担してくれます。フリーランスは国民健康保険となり全額自己負担です。

またサラリーマンは厚生年金で、フリーランスは国民年金になりもらえる金額も全く違います。

保険、年金、労災や退職金などサラリーマンだと会社が負担してくれる部分が大きいので、フリーランスよりは保証が手厚いですね。

フリーランスはすべて自分で対処する必要があります。

社会的信用度

サラリーマンは毎月給料をもらえる(安定している)ためローンが組みやすいです。

一方、フリーランスはローンの審査がサラリーマンよりも厳しくなります。

例えば、個人事業主だと融資の際に過去3年の確定申告書が必要だったりします。

あとクレジットカードも作りにくいとか。

社会的信用はサラリーマンのほうが高いです。

このように転職してサラリーマンになるのとフリーランスでは大きな違いがあります。

転職をした場合のメリット・デメリット

上記のそれぞれの違いをもとに転職をする場合のメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット①:収入が安定する

サラリーマンの最大のメリットは安定でしょう。

終身雇用の崩壊やリストラもありますが、それでも会社に勤めている間は給料がもらえます。

転職かフリーランスかで迷う人の一番の理由は、この安定具合ではないでしょうか。

メリット②:ローンを組みやすい

サラリーマンは安定していることから金融機関からの信頼も高いです。

住宅ローンを組めたり、投資をする場合の融資を受けやすかったり。

不動産投資をする人でレバレッジをかけて大きな物件を買う人はサラリーマンが多いのはそのためです。

サラリーマンの信用でお金を借りて、給料がなくても生活できるレベルになったら脱サラ。という感じ。

フリーランスになる予定でローンも組む予定なら、サラリーマンの間にお金を借りておいたほうが良いです。

メリット③:自分の仕事に専念できる

企業に属すると自分の役割があります。

  • 営業
  • 技術職
  • 事務、経理など

自分の仕事だけをやっていればOKなのはメリットですね。

デメリット①:時間に拘束される

サラリーマンには就業規則があります。通勤時間や残業もあればその時間は会社に拘束されます。

また休みも決められているため。自分で時間をコントロールできないのはデメリットですね。

デメリット②:収入に限界がある

サラリーマンの給料ってだいたい決まっていて、昇給額も平均で6,000円と言われています。

もちろん年収の高い職業もありますが、それでもある程度上限は見えています。

例えば、地方で年収1,000万円とかほぼ無理ですよね。

中小企業でそれだけの年収をもらえる企業はなかなかありません。

デメリット③:やりたくない仕事もやらないといけない

就業規則と同じで組織に属している以上、そこのルールには従わなくてはなりません。

上司にやれと言われればやらないといけないし、自分がやりたくないこともやらないといけないのはデメリットですね。

デメリット④:人間関係に気を遣わなくてはならない

転職理由でいつも上位にランクインしているのが人間関係のストレスです。

嫌いな先輩、苦手な上司がいても付き合っていかなければなりませんからね。

人間関係で消耗するのはサラリーマンのデメリットでしょう。

フリーランスになった場合のメリット・デメリット

フリーランスになった場合のメリットとデメリットを見てみましょう。

メリット①:自分次第でいくらでも稼げる

フリーランスには給料はなく、自分で稼いだお金が給料となります。

そのため自分の努力次第では上限なく稼ぐことができます。

頑張ればサラリーマンでは乗れない高級車を買ったり、裕福な生活を送ることも可能です。

メリット②:自分の時間をコントロールできる

わたしは40歳で脱サラ起業し個人事業主になったのですが、個人的に感じている一番のメリットは自分で時間をコントロールできること。

好きな時間に働き、好きな時間に休む。

時間は有限でお金で買えないものですから、やはりこのメリットは大きいですね。

メリット③:経費を使える

フリーランスになると経費を使えます。

売上ー経費=利益で、この利益の部分に税金がかかってくるので、経費が多いほど節税できます。

サラリーマンだとすべて引かれた状態で手取り給料が振り込まれるため、ここは操作できません。

フリーランスだと、食事をしたり車を買うにも経費にできるわけです。(もちろん事業に関連がないと無理ですよ)

メリット④:付き合う人間を選べる

フリーランスはすべての決定権が自分にあるので、付き合う人間関係も自分でコントロールできます。

苦手な人、嫌いない人とは無理して付き合う必要はありません。

人間関係のストレスが少ないのもフリーランスのメリットでしょう。

メリット⑤:やりたいことができる

必ずしもやりたいことで稼げるわけではありませんが、わたしの場合、起業してからのほうがやりたいことができています。

サラリーマンだと役目がありますから、自分のやりたいことよりもそちらを優先しなければなりません。

デメリット①:仕事がなければ収入がない

フリーランスはサラリーマンのように毎月給料が振り込まれるわけではないので、自分が稼がなければ収入はありません。

仕事がなければ収入もゼロ。

とにかく全責任が自分。お金の面で人に頼れないのはデメリットですね。

デメリット②:本業以外の仕事もやらないといけない

フリーランスは基本一人なので、本業だけでなく掲示などの事務作業も自分でやらなければなりません。

毎月の経理処理、確定申告など時間がかかりますので、そっちに時間を取られるのはデメリットでしょう。

収入に余裕が出てきたら、そこは外注するのがおすすめです。

デメリット③:相談できる人が少ない

フリーランスの悩みはフリーランスにしか分かりません。

経営のことなどサラリーマンの友人に相談しても答えは出ないし、的確なアドバイスはもらえません。

比率的にサラリーマンよりもフリーランスのほうが少ないですから、相談できる人も少なくなります。

やはり同じフリーランスで相談できる人を一人でも作っておくと良いですね。

どちらかに絞る必要はないサラリーマンしながら副業もあり

転職してサラリーマンになった場合とフリーランスになった場合のメリット・デメリットを紹介しました。

それぞれに良い所、悪い所があり、自分の理想とする働き方によってどちらを選ぶべき関わってくると思います。

ただ、別にどちら一方に絞る必要はなく、両方やるのも一つ方法です。

サラリーマンをやりながら、副業という形でフリーランスの仕事もすればいいわけですから。

それでサラリーマンの給料がなくても生活できるレベルまで稼げるようになったら独立すればOK。

また企業に勤めているとスキルアップがしやすいです。

フリーランスになると、スキルアップよりもまずは稼ぐことを優先しなければなりませんからね。

仕事に追われて勉強する時間がなかったりもしますし。

企業に努めつつスキルを磨くのも良いですよ。

まとめ

転職とフリーランスどちらも優劣はなく、自分が理想とする働き方やプライベートが送れると思う方を選ぶと良いと思います。

フリーランスになりたいけど自信がないという人は、いきなり会社を辞めるのではなく副業で始めると良いでしょう。

どちらを選ぶかは、それぞれの違いやメリット・デメリットを加味しながら考えてみてください。

ちなみわたしはなぜフリーランスになったのか?

わたしが優先したかったことは、

フリーランスのメリット①:自分次第でいくらでも稼げる(給料に不満があった)

フリーランスのメリット②:自分の時間をコントロールできる(いくら暇でも18時までは仕事なのが不満)

フリーランスのメリット⑤:やりたいことができる(異動になってやりたい仕事ができなくなった)

サラリーマンのメリット①:収入が安定する(起業したいけど収入は不安)

サラリーマンとして転職するよりもフリーランスのメリットの方が上回ったので脱サラしました。

おそらくフリーランスになるか迷っている人は、自由な働き方に憧れがあると思います。

あとは、安定を捨ててどこまでリスクを取れるかでしょう。

そこは家族構成や年齢にもよるのでじっくり考えたほうが良いと思います。

ひとり起業に興味ある人に役立つ無料メルマガもやっています。

ABOUT ME
タシテク
宮崎県で個人事業主をしているタシテクと申します。このブログでは40歳で起業し、人生をリスタートさせた経験談を発信しています。フリーランスになりたい、脱サラして独立起業を考えている人の参考になれば幸いです。 気に入ったらTwitterのフォローよろしくお願いします。
自分で稼ぐ・ひとり起業したい人を応援するnote

起業したいけど何をしていいか分からない

自由な働き方ができるフリーランスに憧れている

このようなへ経験談を書いています。

わたしは30代後半から40代に差し掛かり、これからの働き方に明るい未来を見出せずにいました。

それで転職ではなく脱サラして起業する道を選んだのですが、たくさんの疑問や悩みを相談できる人が周りにいませんでした。

もし身近に話を聞いてくれる経験者がいたらどんなに心強く、そして遠回りをせずに済んだのだろうと思います。

そこで同じような悩みを抱えている人のため、自分の経験を活かせるnoteを書きました。

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