個人事業主とはサラリーマンではなく、自分一人で事業を行う人のことです。
なので、誰でもなることはできますが、やはり向き不向きはあります。
ここでは個人事業主に向いている人、向いていない人はこんな性格の人だなと感じることをあげてみたいと思います。
自分が脱サラ起業して個人事業主になった経験から感じたことを書いているので、すべて当てはまるわけではありませんが、これから独立を考えている人の参考になれば。
あなたはどちらの性格に当てはまるか診断してみてください。
個人事業主に向いている人はこんな性格の人
私自身、個人事業主になって自営業をされている方、多くの従業員を抱えている社長、経営者いろいろな方と話をする機会があります。
そのなかでも個人事業主をされている方で、うまくいっている人はこういった性格の人が多いなと思うことをあげてみたいと思います。
将来のビジョン、やりたいことが明確である
将来こうなっていたいとか、こういった仕事をやりたいというビジョンや目標がある人は個人事業主には向いているなと。
サラリーマンだとどうしても組織の一員としての仕事を優先されなければならないため、100%自分でコントロールすることができません。
起業すれば自分が事業主になるので、好きなように人生をコントロールできます。
仕事にしてもプライベートにしてもこうなりたい、こうしたいという意思が強い人は個人事業主としての働き方があっているのではないでしょうか。
行動力がある、フットワークが軽い
多くの人は希望や理想を持っています。しかし、それを叶えるために行動できる人は少ないなと。
いくら将来のビジョンややりたい仕事があっても、会社を辞めて自分で事業をするという決断ができないと始まりません。
起業されている方の多くは、常に挑戦し行動を起こし続けています。
フットワークが軽く、まずやってみるという性格の人は個人事業主に向いていると思いますね。
努力家
事業を継続している人、稼いでいる人は努力家が多いです。
楽に稼いでいるように見えても実は見えないところでものすごく努力しています。
ネット上のインフルエンサーなんかもそう。ブログやSNSの発信量はものすごいですよ。
コツコツ続けられる人は個人事業主に向いています。
自分の頭で考えて行動する人
個人事業主になると自分で仕事を作らなければなりません。
会社に行けば必然的に仕事があるような状態ではないため、主体的に進んで行動できる人じゃないと難しいかなと。
相手のことを考えられる人・誠実な人
いくらスキルやセンスがあっても結局ビジネスって人との付き合いです。
相手の立場に立って、どうすれば喜んでもらえるか考えられる人、誠実に対応できる人は個人事業主に向いています。
自己中心的な人・欲が強い人
これはちょっと表現が難しいのですが、自己中と言っても相手のことを考えられない人ではなくて、自分の欲を優先する人と言いますか。
例えば、会社で仕事をしていて自分にとってメリットないことは怒られないように適当にやって、自分にとって利になることは本気でやる人。みたいな感じ。
個人事業主って自分でお金を稼いでいかなければならないので、自分にとってメリットあることに本気をだせる人は向いていると思います。
人をマネジメントするのが苦手な人
これはサラリーマンよりも個人事業主に向いているという話ではなく、起業してから従業員を雇わず一人でやったほうが良い人のことです。
個人事業主って一人ですから、やることは多いけど人に気を遣わなくていいのは楽です。
人に気を使って意見を言えないような人は、従業員を雇うとストレスになるはず。
そんな人は法人化して規模を大きくするのではなく個人で事業を続けたほうがいいかも。
人に頼るのがうまい・人付き合いがうまい
人付き合いが上手かったり、他人に頼れる人も個人事業主に向いていると思います。
私自身、起業してから多くの人に助けられてきました。
甘えるところは甘えて、人を巻き込めるような人はつながりを増やして、チャンスをつかんでいる人が多いです。
何らかのスキルを持っている
プログラミングやWebデザインなどの技術スキル、トークが上手いなど営業スキル何でもいいです。
上を見ればきりがありませんが、人の悩みを解決できるスキルを持っているなら武器になると思います。
あとは事業をする場所ですね。自分のスキルを役立てれる場所を見つけられるかどうか。
以上が、個人事業主に向いていると思う人の性格です。
個人事業主に向いていない人はこんな性格の人
では続いて個人事業主に向ていないのはこんな性格の人、というのを見てきましょう。
リスクを取れない人
個人事業主は不安定な職業です。サラリーマンのように給料が保証されているわけではありませんからね。
安定を最優先する人、不安や恐怖で行動できない人は個人事業主には向いていません。
起業とはリスクを取る代わりに自由など、サラリーマンでは得られないメリットが得られるものだと思います。
まぁサラリーマンが100%安定というわけではありませんが、保証なども個人事業主よりは手厚いので、安定を最優先したい人は個人事業主にはならないほうがいいでしょう。
考え込み過ぎて行動できない人
人って考えれば考えるほど不安が大きくなります。
デメリットが多いほど行動しにくくなりますから、考えすぎちゃう人はなかなか行動できないと思います。
個人事業主って自分で考えて行動を起こしていかないと難しい職業です。
計画を立てて考えることは大切ですが、考えすぎて行動できないような人は向いていないかなと思います。
将来のビジョンややりたいことがない人
特にやりたいことがない、なりたい将来もないって人は個人事業主にはならないほうが良いです。
日々の仕事は将来のビジョンを達成するため、なりたい自分になるための積み重ねです。
目標がないと続きませんので、辞めといたほうが良いでしょう。
孤独が苦手な人
個人事業主は基本一人で、会社に行けば誰かいるような状況ではありません。
1日誰とも話さないなんてこともざらです。
また起業している人の割合のほうが少ないので、周りに相談できる人も少ないです。
そういった孤独に耐えられる人じゃないと厳しいかなと。
仕事とプライベートのメリハリがつけれない人
個人事業主は業務時間も休日も自分で決めることができます。
わたしもそうですが、自分でメリハリを付けないと仕事とプライベートの境界がなくなるんですよ。
夜遅くまで働いたり、土日も仕事をしたり。仕事が好きで苦にならないなら良いですが、たまには息抜きもしないとストレスになってしまいます。
なので、メリハリをつけれる人じゃないと継続は難しいかもしれません。
独りよがりな人
自分のスキルや発言に自信を持つのはいいことです。
しかし、相手の話に耳を貸さないのはまた別の話。
仕事って相手の悩みを解決する、役に立つことで成り立ちますから、自分がやりたいことではなく、相手のことを考えて価値を提供できる人じゃないと事業の継続は難しいです。
人に言われたことしかできない人
上司にあれやってこれやってと言われたことだけやっているのが好きな人、自分で考えて行動できない人は個人事業主には向いていません。
まぁ個人事業主になれなくもないかもしれませんが、他人から支持されていたらずっと下請けから抜け出せないでしょう。
やはり起業するなら自分で仕事を作らないとつまらないですからね。
自己管理ができない人
時間やお金、健康など自己管理ができない人も個人事業主には向きません。
叱ってくれる人もいなければ、規則もないわけですから、すべて自己管理になります。
自分の管理すらできない人は、独立は難しいでしょう。
人と話をするのが嫌い
個人事業主は自分で仕事を作って売らなければならないので、顧客に提案したり営業をする必要があります。
わたしも営業は苦手なほうですが、人と話をするのは嫌いじゃありません。
例えば、対面で話さなくてもメールやLINEなどで完結する仕事もあります。
でもやっぱり人と関わりたくないとか、話したくないって人は稼げなくはないけど、簡単ではないだろうなと思います。
最低限のコミュニケーション能力は必要かな。
単に会社を辞めたいだけ
今の仕事や人間関係が嫌だから転職するのはありだと思いますが、起業するのはやめたほうが良いです。
「~したい」ではなく「~したくない」から起業するって人は多いですが、動機が逃げなので長続きしないと思うんです。
個人事業主は自分で考えて行動をし続けていかないといけないので、目標やビジョンがないと行動が起こせませんからね。
逃げになると行動し続ける動機が無いんじゃないかなと。
お金を稼ぐ意識が低い
お金がすべてじゃないし、利益は後からついてくると言いますが、個人事業主として生きていくためには収益があってこそです。
やはり売り上げには拘らないと事業の継続は難しいでしょう。
口は出さなくても稼いでやるという野心は持っておいたほうが良いです。
向いてない性格でも個人事業主になりたいなら行動しよう
わたしが個人事業主になって、また起業している人たちとの付き合いの中で感じた個人事業主に向いている人、向いていない人の性格について考えてみました。
人にはそれぞれ性格があって向き不向きもあります。また不向きな面があっても成功している人もいます。
だから、これがすべて当てはまるわけじゃありませんが、ただ行動できない人が向いていないのは間違いありません。
だから、個人事業主として独立したいと本気と思うなら行動を起こしてみてください。
何をすればいいのかを考えて。そうすればきっと未来は変わります。
わたしがそうだったので。
もしサラリーマンと起業どちらか迷っているならこちらも記事も読んでみてください。
40歳で脱サラした経験を書いています。
起業したいけど何をしていいか分からない
自由な働き方ができるフリーランスに憧れている
このようなへ経験談を書いています。
わたしは30代後半から40代に差し掛かり、これからの働き方に明るい未来を見出せずにいました。
それで転職ではなく脱サラして起業する道を選んだのですが、たくさんの疑問や悩みを相談できる人が周りにいませんでした。
もし身近に話を聞いてくれる経験者がいたらどんなに心強く、そして遠回りをせずに済んだのだろうと思います。
そこで同じような悩みを抱えている人のため、自分の経験を活かせるnoteを書きました。