会社に勤めていると30代、40代頃に役職が付いてきます。
もし将来、独立や起業を考えているなら課長や部長など管理職にはならないほうが良いと思います。
そう思うわたしなり考えを紹介します。
会社内での役職は起業して意味を持たない
会社では主任、係長、課長、部長のように役職があり、年齢やスキルに応じてその地位が上がっていきます、
役職がつけば給料に手当てもつくし、肩書が欲しいという人はなりたいと思うかもしれませんね。
でも将来、独立や起業を考えているなら管理職になる必要はないというか、ならないほうが良いとわたしは思っています。
その理由はサラリーマンという立場であることに変わりないこと、また業務的な負担も増え、起業準備に使える時間が少なくなることなどがあります。
サラリーマンの仕事と起業は全く別物
起業するなら管理職など役職の有無は関係ありません。
というのも、サラリーマンという働き方と起業は全く別物だからです。
サラリーマンだとすでに決まったビジネスモデルのなかで自分が行う業務が決まっています。
これを料理のカレーに例えると、サラリーマンの仕事って
- 材料を買い出しに行く係
- 材料を切る係
- 材料を炒める係
- ルーを入れて混ぜる係
- お皿に盛りつけてテーブルに並べる係
このように工程ごとにやることが分かれています。
これが起業となると買い出しから完成まですべてを一人でこなさなければなりません。
会社で管理職になるということは、具材を切る人たちをまとめる仕事、ルーを混ぜてお皿に盛る人たちをまとめる仕事であります。
つまり各工程をまとめるのが仕事であって、すべての工程を自分で一からやるわけではありません。
ここが大きな違いです。
独立、起業するということは、カレーの買い出しからお皿に盛って提供するまでを学ばなければなりません。
行程の一部だけをマスターしても起業にはあまり役立たないのです。
もちろん、管理職になると部下の育成などの役目もでてくるので、将来社員雇う際にはマネジメント能力が活かされるなど全く無意味というわけではありませんが。
やることが増えて起業準備に使える時間が少なくなる
管理職のなかには部下や部署の管理だけでなく、これまで通り自分の仕事もしないといけないケースがあります。
となると、当然仕事量が増えるので忙しくなる、残業が増えてこれまでより使える時間が少なくなるといった弊害が出てきます。
もし将来、独立や起業をしようと考えているなら、なるべく仕事の負担を減らして、その時間を勉強や貯蓄を増やす時間にしたいですよね。
毎日定時に上がって3時間準備する、忙しくて1時間しか起業準備に使えないとなると1日2時間の差が出てきます。
となると、後者のほうが起業への道のりは遠くなるのは明白です。
辞めるつもりなら会社に迷惑がかかる
社員を雇って教育するのってとても大変でコストもかかります。
それが途中で辞められたら、会社としてはかなりの痛手です。
他にも管理職候補がいればいいですが、いないならまた教育しなければなりませんからね。
会社のことも考えるのであれば、最初から断って別の人に任せたほうが良いでしょう。
そのほうが会社としても無駄なコストがかかりませんので。
まとめ
将来、独立や起業を考えているならなるべく本業の負担を減らして、余力を起業準備に使ったほうが良いと思います。
説明したようにサラリーマンと起業は全く別物であり、管理職になったからといってそれが将来の起業に役立つとは思わないです。
副業や週末起業など実際に自分で事業をする経験を積むことに時間や労力を使うことに注力してみてはどうでしょうか。
起業したいけど何をしていいか分からない
自由な働き方ができるフリーランスに憧れている
このようなへ経験談を書いています。
わたしは30代後半から40代に差し掛かり、これからの働き方に明るい未来を見出せずにいました。
それで転職ではなく脱サラして起業する道を選んだのですが、たくさんの疑問や悩みを相談できる人が周りにいませんでした。
もし身近に話を聞いてくれる経験者がいたらどんなに心強く、そして遠回りをせずに済んだのだろうと思います。
そこで同じような悩みを抱えている人のため、自分の経験を活かせるnoteを書きました。