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など、起業・独立するときに持っておくと役に立つ資格を調べる人がいますが、あれってどうなんでしょう。
資格なしで開業できる事業を探しているってことは、何を始めたらいいかわかっていない状態ですよね。
それで起業してうまくいくのか、疑問ではあります。
ちなみに脱サラして個人事業主になった経験から、起業に資格は必要ないと思っています。
資格取得よりも実践で集客や経営について学ぶことのほうがよっぽど有益です。
ここでは起業に資格が不要な理由、実践して経験を積むことのほうが大切な理由を紹介します。
資格がなくても起業はできる
多くの職業って資格がなくても起業できます。
- プログラマー
- Webデザイナー
- ライター
- 整体師
- ネイルサロン
- ハウスクリーニングなど
逆に起業するにあたって資格が必要な職業のほうが少ないんじゃないでしょうか。
わたしは一応IT系の資格は持っていますが、これはサラリーマン時代に取ったもので、別に無くたって起業はできます。
ただ税務署に開業届を出せば立派な事業主・個人事業主です。
実際、資格があったことで売り上げが伸びたと実感したこともないので、なくても何ら問題はありません。
じゃあ、資格の意味って何なんでしょうか?
資格ってスキルの証明ですよね。
自分はこんなことできますよって。
また飲食店を開業するのであれば、食品衛生責任者や防火管理者といった資格が必要なケースもありますね。
営業するにあたって必須でない職業であれば、スキルの高さや権威性を証明するのには役立ちますが、起業するかどうかには関係ありません。
起業で大事なのは資格よりも集客
実際に脱サラ起業して思うのは、資格よりも集客のほうがはるかに大事ということ。
事業を継続していくためにはお客さんがいないと始まりません。
資格を持っているだけじゃお客さんって来ないんですよ。
マーケティングなど集客を学ぶほうが100倍大事。
資格が飯を食わせてくれるわけじゃないってことは覚えておいたほうがいいですね。
宅地建物取引士と大家さんの違い
ここで一つ事例を考えてみます。
不動産に関するビジネスを始める場合、売買契約などができる宅地建物取引士という資格があります。
いわゆる宅建ですね。
もしあなたが売買や賃貸契約を仲介するビジネスをしたいなら宅建という資格は必要です。
いっぽう、同じ不動産でも家を貸す側の大家さんになる場合、宅建は不要です。
資格がなくても賃貸経営はできるし、家賃収入が入ってくれば立派なビジネスになります。
同じ不動産でもやることによって資格が必要かどうか変わってきますし、なくたってビジネスはできます。
資格ありきではなく起業したい事業に資格が必要かどうか
よく起業に役立つ資格●●選みたいな本や記事を見かけますが、それって順番が逆じゃないかなと思うんです。
自分がやりたい事業に資格が必要であれば取得すればいいし、不要であれば無理して取る必要はありません。
だって医師免許を持っていれば起業に役立つので医者の勉強しようと思いますか?
医者になるために医師免許が必要だから勉強するのが普通ですよね。
また資格なしで起業できるものを探すのも違うかなと。
それって資格の有無が起業する事業の判断材料になっているので、他に大切な市場や競合などを考えていませんよね。
それで事業を始めるのはリスク高いと思います。
知り合いのフリーランスや経営者には何の資格も持っていないって人はいるし、ビジネスをうまく回して成功している人もたくさんいます。
大事なのは資格じゃないんですよね。
資格の勉強よりも実践で起業経験を積んだほうがいい
起業した個人事業主、いろんな経営者の知り合いを見ていると、とにかく行動力があります。
本を読んで資格を取って実践というよりは、まずはやってみてそこで改善を繰り返していくみたいな人がほとんど。
いくら水泳の本を読んで勉強しても泳げるようにならないのと同じで、実際に起業してみて経験から学ぶことの方が価値あります。
わたしも起業してみて接客や予期せぬトラブル、集客など資格勉強では学べないような経験をたくさんしています。
資格を持っているから仕事が取れるわけじゃありません。
そこに時間を使うよりも実践して経験から改善点を見つけていく方が早いし、そういった行動ができる人のほうが成果に繋がりやすいと思います。
資格ありきで起業するのではなく、起業したいと思う職業や事業に資格が必要であれば取ればいいだけ。
ぜひ行動して実践で経験を積んでいきましょう。
起業を失敗させないための経験談をまとめています。
起業したいけど何をしていいか分からない
自由な働き方ができるフリーランスに憧れている
このようなへ経験談を書いています。
わたしは30代後半から40代に差し掛かり、これからの働き方に明るい未来を見出せずにいました。
それで転職ではなく脱サラして起業する道を選んだのですが、たくさんの疑問や悩みを相談できる人が周りにいませんでした。
もし身近に話を聞いてくれる経験者がいたらどんなに心強く、そして遠回りをせずに済んだのだろうと思います。
そこで同じような悩みを抱えている人のため、自分の経験を活かせるnoteを書きました。