個人事業主になって1年、振り返って思うのが、サラリーマンだった頃の自分って楽な環境で仕事をさせてもらっていた、かなり会社に守られていたということ。
やっぱり相手の立場にならないと気持ちが分からないように、起業して個人事業主にならないと分からなかったことってたくさんあります。
自分が経営する側になってみて、自分は楽な立ち位置にいた、社長に守られていたんだなと実感していることを書きたいと思います。
サラリーマンは会社からかなり守られていた、気楽だったんだなと思うこと
わたしがサラリーマンだったころを振り返ってみて、自分は楽させてもらってたんだと思うこと、守られていたと思うことを紹介します。
社会保険は半分しか払っていなかった
サラリーマンが給料から天引きされている健康保険、厚生年金保険、介護保険って半分の料金だって知ってました?
わたしは起業するまで知りませんでした。
実は会社が半分支払ってくれてるんですよね。
サラリーマン時代、手取りが少ないって愚痴ってた頃もありますが、会社負担がなくて全額自己負担だったら、さらに手取りは少なかったってことです。
起業して個人事業主になると雇い主がいなくなるので、全額を自分で支払わなければなりません。
今思うと半分負担だけでもありがたかったと思いますね。
0⇒1にする作業が不要
従業員という立場で楽に仕事をさせてもらっていたと思うのがビジネスモデルを作る必要がない点。
起業なりして自分で事業を始めるとなるとビジネスモデルを作る必要があります。
つまり0から1を作る作業が必要。
経験して思いますが、0⇒1ってすごく大変です。
サラリーマンだと会社に入社した時点でビジネスモデルが出来上がっていて、その一部の担うのが仕事です。
つまり1⇒10,1⇒20という風に出来上がったビジネスの数字を大きくしていくことがメイン。
0⇒1よりも1⇒10のほうが簡単です。
成果と給料が直結しない
給料が歩合制の場合はちょっと違いますが、普通のサラリーマンは給与体系が決まっています。
生涯年収なんて言葉があるように、定年までの年収も業種や職種でだいたい決まってるんですよ。
で、どんなに頑張っても月給が数万円アップするなんてことはなくて、昇給やベースアップは年間で数千円となっています。
わたしもそうでしたが、給料に不満を言う人の多くはここなんだと思います。
5頑張ったからといって給料が10になることは、歩合制でもない限りありません。
サラリーマンだと1やっても1、2やっても1なんですよね。
でも逆に0でも1は必ずもらえます。
いくらさぼっていても給料は振り込まれますからね。
これが個人事業主になると、頑張りが0だと給料も0です。
ここをメリットと思うかデメリットと思うかで起業するかの判断にもなります。
自分がやった分だけ給料が欲しいって人は起業したほうがやりがいを感じるでしょう。
でも、リスクを取ってまでリターンを求めない、安定しているほうが良いって人はサラリーマンのほうが向いているでしょう。
今の世の中不景気で会社が倒産、クビになるリスクもありますが、0でも1もらえる点は守られていると感じますね。
会社の社長には感謝
過去の自分って大した仕事もせずに会社に愚痴ばかり言ってました。
社長からしたらいい迷惑ですよね。
- 社会保険の負担
- ビジネスモデルの構築が不要
- 成果が0でも給料はもらえる
このように、こんだけ楽な環境を作って守ってやっているのに愚痴言いやがってって思いますもん。今の自分なら。
だけど、雇ってくれていた社長は何も言わずに給料払ってくれてたわけです。
雇ってくれる会社があって、そこで働けているならまずはその環境を提供してくれている社長に感謝すべきです。
その環境が嫌なら転職や起業すればいいだけ。
それを決める権利は誰だって持っています。
権利はあるのに使わないで愚痴ばかり言うのは違うかなって思います。
もし自分が愚痴ばかり言う従業員を抱えていたら、「愚痴言うなら自分でやってみろ。それができないからここに勤めてんだろ」って思います。
自分はそうやって起業したので。
まぁ従業員からしたら労働環境や給料など不満があるのはわかります。
でも大前提として働ける環境を提供してもらっているという考えは持っていたほうが良いかなと思います。
自分が経営する側になって従業員を雇おうと思ったらかなり大変ですもん。
だから従業員を抱える社長さんはほんと尊敬します。
雇われる側、雇う側。両方を経験して思ったことでした。
起業を失敗させないための経験談をまとめています。
起業したいけど何をしていいか分からない
自由な働き方ができるフリーランスに憧れている
このようなへ経験談を書いています。
わたしは30代後半から40代に差し掛かり、これからの働き方に明るい未来を見出せずにいました。
それで転職ではなく脱サラして起業する道を選んだのですが、たくさんの疑問や悩みを相談できる人が周りにいませんでした。
もし身近に話を聞いてくれる経験者がいたらどんなに心強く、そして遠回りをせずに済んだのだろうと思います。
そこで同じような悩みを抱えている人のため、自分の経験を活かせるnoteを書きました。