- このままサラリーマンを続けることに明るい将来を描けない
- 主婦だけど自分で起業して仕事をしてみたい
- 自分の人生をもっと楽しくより良くするために起業したい
だけど何をすればいいか分からない、迷っているという40代、これから起業を考えている30代へ。
40歳で起業したわたしの経験をもとに、どのようなことで起業すればいいかの選択肢や注意点を書きました。
40代での起業はそれなりのリスクを伴います。ぜひ参考にして失敗しない独立起業のきっかけにしてください。
40代で起業したいけど何をする?って迷っている人の選択肢
起業したいけど何をする?って迷っているということは、まだ売る商品やサービスが決まっていないということですよね。
もしくは、あるけどそれに気が付いていない、やっていく自信がないケースもあるかもしれません。
そういった人は何で起業をすればいいのか。わたしが考える選択肢は4つあります。
これまでの仕事の経験を活かして独立する
40代の起業をスムーズに進めるために最もおすすめなのは、今やっている仕事、これまで経験したことを活かすことです。
例えば、以下のようなケース。
【ケース1】
現在ケーキ屋さんでパティシエとして働いている場合、独立して自分のお店を持つ。
【ケース2】
美容師として働いている場合、独立して自分のお店を出す。
【ケース3】
塗装屋で働いている場合、独立して自分で事業を始める。
【ケース4】
不動産会社で働いている場合、不動産会社を始める。
このように今やっている仕事をそのまま自分が経営者となり始めるのです。
現在、その仕事をしているということはすでに需要がある
この起業をおすすめする理由は、すでに仕事として需要があることです。
企業が人を雇ってその業務をやらせているということは、お客さんからのニーズがあって売り上げがあるからです。
起業して重要なのは売り上げを作り続けていくということ。売り上げを確保するためには、ユーザーのニーズがないと始まりません。
今、仕事をしているということはニーズがあるという課題はクリアしています。
また、これまでやっていた業務の経験を活かせるので、仕事の流れもわかっていますよね。
だから技術や経験がある人は、このパターンの起業が一番スムーズでしょう。
人からよく相談を受けることで起業する
やっている仕事とは直接関係ないけど、人から相談を受けることが多い場合も起業のきっかけになります。
例えば、仕事は工場勤務をしていて金属の加工を行っている人が、業務とは関係ないけど、人からよく話を聞くのがうまいと言われ、相談を受けることが多いといった場合。
人から相談を受けるということは、人から信頼されやすい人間性であると言えますし、人の悩みに対して的確にアドバイスできたり、相手の心を軽くするのがうまいということです。
そういった人はコンサルティングやカウンセラーに向いているのではないでしょうか。
このように普段の仕事とは関係ないけど、人から相談を受けるという人は、それを生業として起業するのもありでしょう。
特定の悩みの相談を受けることが多いなら才能と需要がある
もし人から受ける相談の内容がいつも一緒、特定のものなら、それって需要がありますよね。
例えば、恋愛の相談ばかり受けるなら恋愛カウンセラーとしての才能、需要がありますし、人間関係の悩みをよく聞くならメンタルケアカウンセラーとしての需要があるし、向いているのだと思います。
自分では気づいていないかもしれませんが、人から頼られるということは、それこそがあなたの強みなのです。
趣味や好きなことを活かして事業として始める
現在勤めている会社の業務とは無関係、これまでやってきた仕事とは関係ないけど、趣味や好きなことで起業する場合。
例えば、以下のようなケース。
普段は銀行の受付として働いているけど、休みの日は自作のアクセサリーを作るのが趣味。
自分のお店を持って雑貨屋さんを始めたい。
普段やっている仕事とは関係ないけど、好きなこと、没頭できる趣味がある人がそれで起業するケースはよくあります。
好きなことを仕事にするというフレーズはよく聞きますよね。
時間も忘れて没頭できるようなことを仕事にできれば、ストレスもなく楽しく働けますよね。
ただし注意点があります。
それは世の中の需要や顧客のニーズありきではなく、自分のやりたいこと優先で考えてしまっている点。
起業して事業を継続していくためには売り上げが必要で、そのためには人に商品を買ってもらったり、サービスを利用してもらう必要があります。
もし自分の趣味やすきなことで起業をするなら、そこに需要があるかどうかはしっかりと調べておかないと危険です。
未経験だけど需要がある事業をする
未経験で事業を始めるケースです。よくあるのがフランチャイズとか、飲食店とか。
これは需要がある事業であればいいと思います。
【ケース1】
脱サラして未経験のラーメン屋さんを始めたい。
未経験だけど住んでいる地域にラーメン屋さんがなく、競合店がまったくない。
【ケース2】
住んでいる地域は高齢者が多い。地域に葬儀屋さんがなく、みんな隣町の業者に依頼している。
このように未経験の業種だけど、需要はあるので挑戦して起業するケース。
すでに需要があるなら、そこに価値を提供できれば起業もうまくいく可能性は高いでしょう。
ですが、当然未経験であれば想定外のことが起こるかもしれませんし、しっかりと事前調査は必要かと思います。
40代で起業したいけど何をすればいいか?
1. これまでの仕事の経験を活かして独立する
メリットは、知識や経験があるので業務の流れ等が分かる、すでに需要がある
2. 仕事とは関係ないけど人からよく相談を受けることで起業する
メリットは、人からよく相談を受けるということは、人の話を聞くこと、相手の心を軽くすることに向いている。また特定の悩み相談を受けるということは需要がある。
3. 趣味や好きなことを活かして事業として始める
メリットは、好きなことを仕事でできるので楽しくストレスなく働ける。ただしそこに需要があるか、集客はどうするかを考えなければならない
4. 未経験だけど需要がある事業をする
メリットは、需要があることは分かっているので価値を提供できれば成功しやすい。デメリットは未経験なので想定外のことが起こるかもしれない。事前調査をしっかりしていないと危険。
40代で起業を失敗させないための方法
40代での起業はそれなりのリスクを伴います。
結婚してお子さんがいれば、これから教育費も必要になってきますし、万が一事業に失敗して借金を抱えたら家族に迷惑をかけます。
またサラリーマンに戻る場合、年齢がネックになって再就職がむずかしいかもしれません。
だから40代で起業するならなるべく失敗せず成功させたいですよね。
しかしこれをやれば100%成功するといった方法はありません。
ただ、これをやると失敗する可能性が高まるというものはありますので、それを避けて成功率を高めましょう。
事業の目的を明確にする
まずは事業の目的を明確にすること。単に会社に行くのがだるい、満員電車に揺られる生活に疲れたから自由に働きたい。
起業を志すきっかけはそれでいいとしても、事業の目的が曖昧ではうまくいきません。
誰に対してどんな商品やサービスを提供するのか。事業としての目的を明確にしておきましょう。
最初からお金をかけすぎない
脱サラして飲食店を始めたいので、店舗改装費や広告宣伝費で500万円かかる、さらには毎月家賃代が10万円かかる。
このような事業は危険です。
融資を受けるから大丈夫とか、貯金があるから問題ないって思うかもしれませんが、万が一思うように売り上げが上がらなかったらどうでしょうか?
例えば、飲食店を開業後、コロナウイルスの影響で見込んでいたお客さんがほぼゼロみたいな状況だってあり得るわけです。
やはりいきなり高額な資金をつぎ込んで起業するのは危険です。できるだけ小さく始めましょう。
まずは副業で始める
小さく始めるほうが安心ですし、もしそれが未経験の事業であるなら副業で始めるのがおすすめです。
サラリーマンをやっていればとりあえず給料は入るわけですから、収入面のリスクは減らせます。
もちろん本業と副業で仕事のかけ持ちをすることは体力的にも大変だとは思います。
40代になると20代、30代の頃に比べて体力も落ちてきますからね。
しかし、リスクを極限まで減らすためには副業(複業)はおすすめです。
副業を解禁している企業も増えていますので、やりやすいのではないでしょうか。
プライドを捨てる
サラリーマンとして十数年働き、役職もついて部下もできる40代になるとプライドもあるかと思います。
しかしサラリーマンとしての地位と、起業して経営者になることは全くの別物です。
いくらサラリーマンを何十年続けていようが、起業したら1年生です。
当然、自分より若い経営者もいっぱいいますし、事業主としては彼らのほうが先輩です。
サラリーマンとしてのプライドは捨て、いくら年下であっても経営の先輩のアドバイスや話はきちんと聞くことをおすすめします。
集客に力を入れる
わたしは40代で起業して最も大切だと思っているのが集客です。
どんなに素晴らしい商品やサービスであっても、それを求めている人に届かなければ意味がありません。
需要があっても供給できなければ起業してもうまくいかないんです。
地方のローカル地域で事業をするなら人とのつながりはとても大切ですし、インターネットメインの事業をするならネット集客に力を入れなければ仕事は受注できません。
ハッキリ言って起業することは簡単です。難しいのは集客。そしてそれを継続させていくことです。
ぜひ起業前にどうやって集客するか考えて対策を行っていきましょう。
ちなみにどんな事業であってもホームページやSNSは活用しておいたほうがいいです。
やっぱりネットでの宣伝力ってすごくて、そこから問い合わせが来ることもよくありますので。
まとめ
40代で起業したいと思っているけど、何をすればいいか分からない、迷っているという人は私が考える4つの選択肢を参考にしてみてください。
もう一度おさらいです。
- これまでの仕事の経験を活かして独立する
- 仕事とは関係ないけど人からよく相談を受けることで起業する
- 趣味や好きなことを活かして事業として始める
- 未経験だけど需要がある事業をする
また失敗しないための注意点として、
- 事業の目的を明確にする
- 最初からお金をかけすぎない
- 副業として始める
- プライドを捨てる
- 集客に力を入れる
41歳目前で起業したわたしの経験をもとに書きました。
また自分の商品やサービスをこれから決める、よりよくブラッシュアップさせるために以下のワークをやってみることをおすすめします。
40代で起業を迷っている人の参考になれば幸いです。
起業に関する無料メルマガもやっています。
起業したいけど何をしていいか分からない
自由な働き方ができるフリーランスに憧れている
このようなへ経験談を書いています。
わたしは30代後半から40代に差し掛かり、これからの働き方に明るい未来を見出せずにいました。
それで転職ではなく脱サラして起業する道を選んだのですが、たくさんの疑問や悩みを相談できる人が周りにいませんでした。
もし身近に話を聞いてくれる経験者がいたらどんなに心強く、そして遠回りをせずに済んだのだろうと思います。
そこで同じような悩みを抱えている人のため、自分の経験を活かせるnoteを書きました。