会社を辞めて独立したものの
- 全然仕事がない
- 作業が多い割には収入が低い
- なかなか単価を上げられない
- サラリーマンの給料よりも稼げていない
このような悩みを抱えているフリーランス(個人事業主)は多いです。
わたしの知り合いにもたくさんのフリーランスがいますが、それだけでは食べていけずアルバイトをしている人もいます。
一方、めちゃくちゃ稼いでいるフリーランスがいるのも事実です。
では、稼いでいる人と稼げていない人の違いは何なのでしょうか?
もちろん技術的なスキルも関係すると思いますが、もっと大事なことがあります。
ここでは稼げていないフリーランスが稼ぐために必要なことについて紹介します。
収入も低く言われるがまま仕事をしていた話
わたしが起業したばかりの頃、クラウドソーシングなどネットで仕事をしていました。
Webライターをやったりデザインをしたり。
で、Webライターの単価は1文字1円以下。
何時間もかけて記事を書いても稼げる金額は少なく、収入を増やすためには作業量を増やすしかありませんでした。
単価を上げてもらうこともできず、依頼主の言いなり。
自分にはスキルがあるのにと、自信を持っているのになんで稼げないんだとすごく悩みました。
自分よりスキルの低い人がネットで稼いでいるのを見ると、なんで?っていっつも思ってましたね。
じゃあ、なぜわたしは稼げないのか?稼いでいる人との違いは何なのか?
その違いは言われるがままに仕事をするだけで、何も考えていなかったからです。
今振り返るとすごく分かりますし、稼げなくて当然だなと。
稼げていないフリーランスは下請けマインドからオーナーマインドにチェンジしよう
技術スキルはあるのになぜ自分は稼げないのか?
と思っているエンジニア、Webデザイナー、Webライターなどフリーランスの方は、もしかするとマインドが原因かもしれません。
マインドとは考えのことで、
- 下請けマインド
- オーナーマインド
があります。
以前の私はまさに下請けマインドだったのです。
下請けマインドとは?
下請けとは元請けから仕事をもらうことです。
元請けは発注者から直接仕事を請け負います。
つまり、発注者⇒元請け⇒下請け
こんな感じですね。
で、下請けは元請けから仕事をもらうので自ら営業する必要がなく、待ちの状態でいます。
その状態が続くとどうなるか?
何もしなくても仕事がもらえるので、安心して攻めの姿勢を忘れちゃうんですよね。
まさにサラリーマンの状態と同じ。会社に行けば仕事がある状態です。
下請けだと元請けからマージン抜かれて仕事受けるので、直接依頼をもらうよりも単価が低くなりますし、いざ元請けからの仕事がなくなると、収入が不安定になってしまいます。
また、元請けから仕事をもらっているため上下関係ができ、きつくて安い仕事でも断れなくなってしまいます。
もし断っても元請けは、他の下請けを探せばいいだけなので問題ありません。
この状態の人は稼げません。仕事は多くても作業量だけ増えて単価は上がらずって人も多いんじゃないでしょうか。
オーナーマインドとは?
オーナーマインドとは経営者としての考えのことです。
先ほどの話だと自分が元請けになるということ。
イソップ童話にレンガ職人の話があります。
ある男の人が作業をしている職人に「何をしているのですか?」と尋ねたところ、
A:「レンガ積みに決まっているだろ」
B:「歴史に残る偉大な大聖堂を造っている」
と答えました。
2人とも同じ作業をしているのにも関わらず、Aの職人は目の前の仕事をただこなしているのに対し、Bの職人は大きな視野で責任ある仕事をしているという違いを感じます。
- A=下請けマインド
- B=オーナーマインド
つまりフリーランスとして単にプログラミングをしたり、メディアやブログの記事を書いて納品するという目先の作業をするだけでなく、もっと広い視野で何のためにその作業をしているのかを考えたほうが良いということ。
例えば、自分なりにもっとこうしたほうが良いと感じれば、クライアントに提案してみると良いと思います。
自分は言われたことだけやればいいではなく、もっと良くなる提案をすれば依頼主も喜びますし、さらなる仕事の受注につながる可能性だってあります。
そこから単価交渉やさらなる上の仕事もできるようになるかもしれません。
また提案力が身に付けば自分から仕事を取る営業だってできるようになりますよね。
クラウドソーシングでの仕事のやり方
クラウドソーシングの場合、元請けからではなく発注者から直接仕事を受けることが多いと思いますが、それでも単価が低いのはザラだと思います。
元請けからではなく発注者から直接仕事をもらっているのになぜ安い仕事しかできないのか?
それはあなたと同じようなフリーランスが山ほどいるから。
発注者からすれば依頼するフリーランスがたくさんいるので、単価を下げて募集をしても誰かがやってくれるのです。
じゃあ、どうすればいいか?
実績を積んで単価を上げてもいいし、私なら受注した仕事を代わりにやってくれるフリーランス(下請け)を探します。
自分は仕事を取ることに集中して作業は他人に任せる。
そうすれば作業時間が浮くので時間的な余裕ができるし、うまく回り出せば自分は指示を出すだけで済みます。
いかにしてうまく事業を回すか考えれば、いろんな選択肢が取れるはずです。
稼ぎたいのであれば単なる作業員ではなく事業を回す経営者としてのマインドを持つことが大切です。
下請けマインドから抜け出さないとずっと稼げないフリーランスのまま
下請けマインドとオーナーマインドの違いを説明しました。
稼げていないと思うフリーランスの方、当てはまっていなかったでしょうか?
いくら高度のスキルを持っていても下請けマインドのままでは稼ぐことはできません。
稼げていたとしても、そこからオーナーマインドに切り替えることでもっと稼げるようになるはずです。
フリーランスになった理由って、自分らしく自由に働きたいって気持ちがあるからじゃないですか。
だったらサラリーマンと同じマインドは捨てて、自分は経営者となった意識を持って自らを伸ばしていきましょう。
いま下請けの仕事ばかりしている人は、作業するだけでなく仕事の全体を見て自分が他にできるようなことがないか考えたり、提案や営業をして自らが元請けになるように行動してみてください。
もし作業に追われて忙しいという人は、その作業をやってくれる下請けを探しましょう。
そうすればその空いた時間で次の仕事を取る営業ができるし、好きな事に時間を使うことができます。
使われる側から使う側へ、下請けマインドからオーナーマインドへチェンジを!
起業したいけど何をしていいか分からない
自由な働き方ができるフリーランスに憧れている
このようなへ経験談を書いています。
わたしは30代後半から40代に差し掛かり、これからの働き方に明るい未来を見出せずにいました。
それで転職ではなく脱サラして起業する道を選んだのですが、たくさんの疑問や悩みを相談できる人が周りにいませんでした。
もし身近に話を聞いてくれる経験者がいたらどんなに心強く、そして遠回りをせずに済んだのだろうと思います。
そこで同じような悩みを抱えている人のため、自分の経験を活かせるnoteを書きました。