- 脱サラ起業したいけど難しそう
- 個人事業主として独立したいけど不安
- やりたい仕事、夢があるけど挑戦する勇気がない
このように起業の夢はあるけど難しそうだと二の足を踏んでいる人へ。
40歳で脱サラ起業したわたしも、同じような悩みを抱えていました。
でもいざ起業して思うのは、意外と簡単だったってこと。
難しいのは起業することではなく、起業してからです。
もちろん事業を始めることはリスクもあるので、注意する必要はありますよ。
今回は起業が難しいと思っている人に、注意すべき点や対策を経験談をもとにまとめましたので参考にしてください。
小さく始めれば起業は難しくない
脱サラして起業、独立なんて言葉を聞くとものすごく敷居が高く感じますけど、やってみると実はそんなに難しくありません。
もちろん起業する年齢やこれから始める事業内容、必要な資金によって難易度もかわってくるので一概には言えませんが。
起業で怖いのが資金難による失敗です。
起業時点でいきなり大金をつぎ込んじゃうとか、ランニングコストが高すぎるとか。
集客ができずに売り上げがないってのはまた別の話ですが、基本的に出ていくお金をなるべく押さえることができれば起業はそこまで怖くないし、難しいものでもありません。
ホリエモンが起業を成功させるための4原則を提唱していますが、そのなかにある、
- 在庫を持たない商売
- 資本ゼロあるいは小資本で始められる商売
まずはスタート時点でこれらを満たした事業であれば第一段階はクリアかなと思います。
なので、起業したいけど失敗が怖い、難しいと思っている人は、最初は小さく始めてみることをおすすめします。
例えば、飲食店を始める場合、いきなりお店を新築するのではなく居ぬきで入れる賃貸物件を探すとか、中古の調理器具を使うとか初期費用を抑えのが良いですね。
他にも社員を雇わず個人事業主として一人で始めるとか、とにかく小さく始めることが大切です。
小さく始める準備ができたらあとは勇気
小さく事業を始める準備ができたら、あとは勇気を出すだけ。
もちろん、これからどうやって集客していくかなどの事業計画も必要ですけど、実際にやってみないと分からないこともたくさんあるので、考えているだけでは先に進みません。
わたしも自分の起業計画にはない販路や人とのつながりができ、それが事業に大きな良い影響を与えています。
これってまったく意識していなかったことで、計画を考えてもわからなかったことです。
なので、ある程度準備ができたらやってみて軌道修正してくのがいいです。でないと、なかなか先には進みません。
無計画はダメだけど勢いで始められるのも、小さく起業しているからこそのメリットだと思います。
やり直しがきくような起業をしようということですね。
起業は簡単、難しいのは事業の継続
いまはブログでもSNSでも自分でお金を稼ぐことが比較的容易にできる時代ですから、小さく始めれば起業は難しくありません。
難しいのは事業を継続してくことです。
何をもって起業成功と言えるかというと、廃業せずに続けていくことですからね。
ではなぜ事業を継続していくことが難しいのか?
顧客償却の法則
顧客償却とは何もしなければ年間2割売り上げ(顧客)が減ってしまうことです。
業種によっても違ってくるので、この2割というのは目安ですが、それでも何もしなければ年々顧客は離れ、売り上げは減っていきます。
わたしもこれは実感していて、取引が一度だけで2回目が無い顧客もたくさんいます。
10年後には9割が生き残っていない?
国税庁のデータとして、次のような企業生存率がいろいろなサイトで紹介されています。
- 設立1年で60%が倒産・廃業
- 設立5年で85%が倒産・廃業
- 10年以上存続する会社は6.3%
- 20年以上存続する会社は0.3%
- 30年以上存続する会社は0.025%
このデータのでどころがわからないので信憑性は低いですが、それでも起業の生存率は低いイメージがありますよね。
起業後、事業を継続していくための対策
難しいのは起業ではなく、起業してから事業を継続していくことだと説明しました。
ではどうすれば事業を継続していけるのか?
まぁ、当たり前の答えにはなりますが、私なりの考えを書いてみたいと思います。
既存客に価値を提供し続ける
顧客償却でお客さんが減ってしまう原因は、価値を提供できていないからです。
お客さんが満足していれば付き合うは続くはずですから。
ライバル他者のサービスに魅力を感じたり、満足させられていないのでしょう。
当たり前のことですが、常にお客さんの役に立つことを考え、価値を提供し続けることが大切かなと思います。
もちろん、それだけでなく相性もあるでしょうから、100%つなぎとめるのは難しいかもしれませんが、ビジネスの基本は価値の提供であることを忘れないようにしたいですね。
客単価を上げる
お客さんをつなぎとめるだけでなく、客単価も上げたいところです。
顧客の数が減っても、それぞれの取引の売り上げが上がればその分をカバーできます。
顧客が減らなければその分の売り上げも上がるわけですからね。
新規顧客の獲得
既存客を守るだけでなく、新規顧客の獲得もしていかなければなりません。
経営を安定させるためには守りだけではなく攻めも必要です。
そのためには営業だけでなく、新たなサービスを始める必要も出てくるでしょう。
現状維持ではなく常に前に進み続けることが大切です。
いまはSNSやブログ、広告などWebを使った集客も手軽にできるので、ぜひそれらは必須で行っておきましょう。
定期収入を増やす
毎月売り上げの波があっては経営は安定しません。
常に先の売り上げを見越して行動することが大切ですが、それでも不足の事態は起こりえるのでそこも対策しておきたいところです。
おすすめなのは定期収入源を増やすこと。
例えば、家賃収入とか、サブスク(定額)サービスとか。
毎月、決まった収入があることで一気に経営は安定します。
まとめ
起業はリスクを抑えて小さく始めれば難しくありません。
いきなり高額な投資をして、融資を引いて、みたいな起業してしまうと後戻りできないので危険です。
まずはどうすれば初期投資、ランニングコストを抑えられるか、またそういったビジネスを選ぶことも大切ですね。
難しいのは起業をしてからです。何もしなくても顧客は減っていくので、常に価値を提供し続けるとともに、新規顧客も獲得していかなければなりません。
またずっと顧客獲得に追われないためにも定期収入を得られるようなビジネスモデルを考えるのもおすすめです。
起業生存率などネガティブな情報を見ると不安になりますが、起業した我々ができることは、生き残るためにはどうすれ良いかを考えて行動するのみ。
歩みを止めたら終わりです。まずは勇気を出して小さく起業し、あとは継続のためにできることを淡々とやっていきましょう。
起業したいけど何をしていいか分からない
自由な働き方ができるフリーランスに憧れている
このようなへ経験談を書いています。
わたしは30代後半から40代に差し掛かり、これからの働き方に明るい未来を見出せずにいました。
それで転職ではなく脱サラして起業する道を選んだのですが、たくさんの疑問や悩みを相談できる人が周りにいませんでした。
もし身近に話を聞いてくれる経験者がいたらどんなに心強く、そして遠回りをせずに済んだのだろうと思います。
そこで同じような悩みを抱えている人のため、自分の経験を活かせるnoteを書きました。