起業

起業したいけど不安、恐怖を感じたときの解消法

起業の不安を解消する方法

起業したいけど不安だらけで先に進めない… その気持ちわかります。

わたしも起業して個人事業主になる前に、

  • 集客できるだろうか
  • 売上を確保できるだろうか
  • 赤字が続いたらどうしよう
  • 家族に迷惑をかけらたらどうしよう

いろんな不安や恐怖心があり、ストレスで眠れない日もありました。

それほど起業とは大変なものです。

しかし、独立したい、開業したいという夢があるなら人生を後悔しないために、ぜひとも実現させたいですよね。

ただ、勢いや思い付きでやっても失敗します。とにかく頑張るという精神論だけではうまくいきません。

しっかりと不安と向き合い対処することが大切。

ここでは起業したいけど不安を抱えている人へ、それを乗り越えるための方法を紹介します。

起業前に不安になる原因は未来が不確実だから

起業する前っていろんな不安、恐怖感があると思います。

ハッキリ言ってそれは起業するみんなが抱えていることで、あなただけじゃありません。もちろんわたしもそうでした。

起業に関わらず、不安を感じる原因は「未来が不確実」だからです。

例えば、

  • お客さんが来なかったらどうしよう
  • 倒産したらどうしよう
  • 貯金を使い果たしたらどうしよう
  • 自分の技術でやっていけるだろうか
  • 競合が多いけど勝てるだろうか

など、まだ起きていない未来を想像してマイナスに考えるから不安や恐怖を感じるのです。

これが、

  • オープン前から予約や問合せが多数ある
  • 独立前からすでに顧客がいる
  • 周りに競合、同業者がいない

など、未来が確実であれば不安は軽減されます。

また起業が2回目など一度経験していることであれば、ある程度未来が想像できるため不安や恐怖心も減るでしょう。

しかし、起業する人の多くが初めてでしょうから、どうなる分からない未来を想像して不安になるのです。

ですから、問題はどうすればその不安や恐怖を克服できるか。それが重要です。

自分でコントロールできること、できないことを明確にする

起業や経営を始めるにあたって感じる不安や恐怖に対して、自分で解消できることとできないことがあります。

自分でコントロールできない外部要因をどうにかしようともがいても意味がありません。

そこに囚われるとずっと不安から抜け出すことができないんですね。

なので、まずは自分でコントールできる、できないことを明確に分けましょう。

コントロールできることだけをしっかりとやる

例えば、「ラーメン屋さんをオープンするが、お客さんが来なかったらどうしよう」と不安を感じているとします。

これには自分ではコントロールできない外部要因が含まれています。

お客さんのなかには今日は雨が降っているからやめておこうと思う人もいるかもしれません。

その人を来店させるには天気を晴れにするしかありませんが、それは無理ですよね。

一方、お店がオープンしたことを知らない客に対しては来店を促すことはできます。知ってもらえればいいんですから。

このように自分でコントロールできることに対して、対策をしていきましょう。

ラーメン屋さんを開業オープンする予定

お客さんがこなかったらどうしよう

1日いくら売り上げれば黒字なのか

そのためには商品を何個売ればいいのか

最低でも何人来店してもらえればいいのか

来店してもらうためにチラシを配ろう

客単価を上げるためにサイドメニューを充実させよう

客の回転率を上げるために調理時間を短くしよう

このように見えない不安や恐怖に対して、問題を細分化していき自分がコントロールできる部分を対処していきましょう。

自分がコントロールできない部分をどうにかしようとしても無理な話です。

そこをいつまで考えていても答えはでないので、不安は解消されません。

起業や開業にあたって、その不安となっている原因を明確にし、それに対して自分ができることをやる。

これで不確実から確実の割合が増えるため行動を起こしやすくなります。

独立開業・起業時に抱える不安や悩みに対する対処法

ここでは起業や開業にあたって多くの人が抱える不安や悩み、辛さに対しての対処法を紹介します。

上記で紹介したコントロールできる部分は何か? それに対してどういった対策を打てるのか参考にしてみてください。

収入への不安を解消するには?

独立、起業前に悩む一番の原因がこれです。収入が確保されている確証がないと不安になりますよね。

サラリーマンをやっていて、給料に不満はあっても給料が振り込まれるか不安に感じる人は少ないでしょう。

それは収入が入ることがほぼ確定されているからです。

しかし、起業し自分が経営者になったらそうはいきません。毎月の売り上げは自分で作らないといけないので不確実だからです。

ではどうすれば収入への不安を解消できるか?

それは、毎月必要な売り上げ数字を把握し、それに対してできることをやるです。

  • どうすれば集客できるか
  • そのためにはどういった広告を打つべきか
  • どういった営業をすべきかなど

他にも、リスク軽減として小さく始める、副業で始めるのもおすすめです。

いきなり大きな借金をして始めるのではなく、在庫を抱えなくて済むビジネスにする、お店は作らず居抜き物件で始める。

事業が軌道に乗るまでサラリーマンをやりながら副業でやる。1年間は無収入でも生活できるだけの貯金をするなど。

売上確保のためにできること、あとは出費を抑えるためにできることを考えて実行しましょう。

家族に迷惑をかけるかもしれないという不安を解消するには?

結婚している場合、奥さんや子供に迷惑をかけないか不安に思うことがあります。

サラリーマンのような安定収入がなくなるリスクがあるので、家族を路頭に迷わせる可能性がありますからね。

この不安を解消するには、収入に対する不安の解消法で書いたやるべきことをやるのはもちろん、家族で話し合うことです。

家族が生活するうえで毎月いくら必要なのか、もし売り上げが未達だったらどうするのか?

アルバイトでもするのか、貯金を使っていいのか、事業を辞めてサラリーマンに戻るのか。

家族でしっかりと話し合い、最悪のケースを想定して、そのときにどうするかを決めておきましょう。

勝手に起業して赤字続きで生活費がない、みたいなことになるのが一番ダメです。

もしうまくいかなかったらどうするのか、そこをしっかり夫婦で話し合って決めておけばいざという時に対処できます。

商品やサービスが売れるか不安を解消するには?

自分が提供しようと思っているサービス、売ろうと思っている商品を買ってもらえるか不安、ビジネスアイデアに自信がないという場合。

これもやれることをやりましょう。

  • 価格設定は妥当か
  • 競合他社と比べてメリットは何か
  • その商品やサービスを求めている人はどれくらいいるのか

など、市場調査や商品を見直してみるのです。

需要がないもの、自分が自信がないものをお客さんが買ってくれると思いますか?

誰にも負けない、絶対お客さんが喜んでくれると自信を持って言えるように商品やサービスをブラッシュアップしましょう。

以下では、商品作りに役立つ記事を書いていますので、ぜひ合わせて読んでみてください。

知識や経験が足りないという不安を解消するには?

これもあるあるですね。わたしも起業前にこの不安がありました。

技術系の仕事だと自分よりスキルを持った人は山ほどいます。その人たちと比べると自信を無くしちゃうんですよね。

また実務経験がほとんどないとか、未経験とか。

これに関しては、顧客に価値を提供できる段階にあればいいと思います

ただこれって自分では判断しにくい部分で、自信がなくても起業したら売れまくるというケースもあれば、全くれないというケースもありますし。

自分の商品に自信を持つのはもちろん、他社と比べてお金をもらっても問題ないレベルと判断すればやってみましょう。

上には上がいるので、そこと比べていたらきりがなく、いつまで経っても起業はできません。

それでも自信がなければ最初は安くで提供し、実績が増えてきたら値上げしてもいいでしょう。

実際に起業して経験を積んでいけば知識やスキルは身についてきますので。

規模が小さいので恥ずかしいを解消するには?

起業も人によってそれぞれで、資本金1,000万円でいきなり従業員を何人も雇って始める人もいれば、資本金30万円で1人で始める事業もあります。

重要なのは規模ではなく、起業の目的と目標を忘れないこと。

何のために起業したいのか、起業していくら稼ぎたいのか、人によって違いますからね。

  • 売上1億円で経費が9,000万円、利益は1,000万円
  • 売上1,500万円で経費は500万円。利益は1,000万円

どちらも手残りは一緒です。

規模が大きかったり、ベンツに乗っているだけで儲かっているように見えます。

しかし、実際は一人社長でも儲けている人はいますし、贅沢をしない人だっています。

実際に高級車も乗らなければ、中古の家に住んでいる知り合いの社長さんがいますが、資産は数億あります。

実情はその人しか分からないので、事業規模なんて気にしなくていいです。結局は、人が勝手に判断したものでしかありませんからね。

ほかの誰かが自分よりも早く始めているかもという不安を解消するには?

世の中にでていないビジネスアイデアってそうないでしょう。

だいたい自分が思いついたことは他人も思いついています。

重要なのは始めるスピードかなと。

いまはまだ世に出ていなくても、いずれは出てくる可能性は高いです。

なので、やるなら早いほうがいい。

そしていまはネットでだいたいのことは調べられるので、同じようなビジネスがないか調べればわかります。

もし、あったのならそこと自分との違いを明確にして差別化したほうがいいですね。

こんな動機で起業していいのだろうかという不安を解消するには?

起業の動機は人それぞれです。

  • サラリーマンがつまらない
  • やりたいことを仕事にしたい
  • 規則や時間に縛られずに自由に働きたい

など、何だっていいと思います。

重要なのは起業してから事業を継続していけるかということ。

いくら世の中のために尽くしたいという立派な動機で起業しても、赤字続きてすぐに倒産しては意味がありません。

事業を継続するということは、誰かに価値を提供し続けられているという証拠ですから、結果的に世の中のためになっています。

起業のきっかけは重要じゃなく、事業の継続です。

周りに相談する人がない不安を解消するには?

日本での経営者、自営業者とサラリーマンとの割合は、圧倒的にサラリーマンのほうが多いです。

わたしもそうでしたが、起業前に相談する相手が周りになかなかいないんですよね。

サラリーマンや起業したことがない人に相談しても、的確なアドバイスはもらえませんし、反対されることのほうが多いでしょう。

だから相談するなら経営者ら起業経験者にしたほうがいいです。

じゃあ、どうやってその相談者を探すのか?

それは自分からそういった人が集まる場所に行くことです。

例えば、創業セミナー、経営セミナーとか。

わたしも地元の商工会議所が主催する創業セミナーに参加し、そこで同じ志を持つ人たちと知り合うことができました。

その人たちは同じ立場にいるので、起業に関する不安や悩み、的確なアドバイスをもらうことができます。

失敗するのがやっぱり怖いという不安を解消するには?

やっぱり起業に踏み切れない、勇気がない人はどうすればいいのか?

不安や恐怖は誰もが抱えるもの、そしてそれを軽減するにはその原因となっている点を明確にしてやれることをやるしかないと言いました。

そこまでやったのなら、あとは勇気を出すしかないです。

自分がコントロールできることをやったのであれば、あとは自分ではどうしようもない外部要因なので悩んでいても解決策は見つかりません。

わたしも勇気が出ずに二の足を踏んでいた時期がありました。

そんなとき経営者の先輩に悩みを相談したら、みんなが口をそろえて言っていたのが、振り返ってみたら大した壁じゃなかったということ。

起業前って不安や恐怖がものすごく大きな壁に感じて、それを超えられる気がしないんですけど、勇気を出して超えてみると意外と低かったと言うんです。

そして起業したわたしも同じことを感じています。なぜもっと早くやらなかったのだろうと。

問題はその壁ではなく、壁を越えてからどう歩んでいくかです。

自分ができることをやったのであれば、後は勇気を出すしかありません。

まずは抱えている不安と対処法を紙に書き出して実行していこう

独立、開業、起業という未知の経験に対して不安や恐怖を感じるのは当然のことです。

その不安を解消するには、自分でコントロールできることに対して対策をするしかありません。

自分ではどうしようもない外部要因に囚われていても問題は解決しないし、いつまで経っても現状は変わらないでしょう。

まずは具体的に自分が不安に思っていることを紙に書き出して、それに対してできることをやっていきましょう。

そしてそれをやりきったら、あとは勇気を出すだけ。

いまは怖くてつらい時期かもしれません。でもできることを着実にやって前に進みましょう。

応援しています。

ABOUT ME
タシテク
宮崎県で個人事業主をしているタシテクと申します。このブログでは40歳で起業し、人生をリスタートさせた経験談を発信しています。フリーランスになりたい、脱サラして独立起業を考えている人の参考になれば幸いです。 気に入ったらTwitterのフォローよろしくお願いします。
自分で稼ぐ・ひとり起業したい人を応援するnote

起業したいけど何をしていいか分からない

自由な働き方ができるフリーランスに憧れている

このようなへ経験談を書いています。

わたしは30代後半から40代に差し掛かり、これからの働き方に明るい未来を見出せずにいました。

それで転職ではなく脱サラして起業する道を選んだのですが、たくさんの疑問や悩みを相談できる人が周りにいませんでした。

もし身近に話を聞いてくれる経験者がいたらどんなに心強く、そして遠回りをせずに済んだのだろうと思います。

そこで同じような悩みを抱えている人のため、自分の経験を活かせるnoteを書きました。

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