- Webデザイナー
- Webライター
- エンジニア・プログラマー
- ブロガーなど
サラリーマンを辞めて働きたいというフリーランスが増えています。
TwitterなんかでもWebやプログラミングを学んで独立したいって人が大勢いますよね。
しかし現実問題、フリーランスになったはいいけど、会社員ほどの給料すら稼げていないという人が多いです。
では、稼げるフリーランスと稼げないフリーランスの違いは一体何なのか?
個人事業主として起業し、2年目のわたしの考えを書いてみたいと思います。
次の項目で紹介しますが、フリーランスの年収は上位1%以上に入っています。
稼げていないフリーランスのほうが圧倒的に多い事実
中小企業白書の統計データによると、フリーランス(個人事業主)の廃業率は以下のとおりです。
- 1年で37.7%
- 3年で62.4%
- 10年では88.4%
ネットメインで活動するフリーランスだけでなく、自営業などの個人事業主も含まれたデータですが、それでも廃業率って高いですよね。
また、PRTIMESの記事によると、フリーランス1年目の年収は以下のようになっています。
- 1位:〜200万円(82%)
- 2位:300万円台(12%)
- 3位:400万円台(5%)
- 4位:800万円台(1%)
上記、調査結果の職業の内訳は、
- Webライター
- イラスト・グラフィック・ロゴデザイナー
- Webデザイナー
- ブロガー・アフィリエイター
- システムエンジニア(SE)
- 動画編集
- ヨガ・スポーツインストラクター
- Webディレクター
- プログラマー
- Youtuberなど
参考サイト:フリーランス1年目のときの平均年収は◯◯万円!フリーランス初年度の収入事情を調査
年収200万円以下がなんと8割以上。月収に換算すると約17万円ほどです。
フリーランスになると健康保険や年金は自分で支払うので、手取りにすると13万~14万円といったところでしょうか。
家族の有無など状況にもよりますが、養っていく人がいる状態だとしたら結構厳しい収入ですよね。
その状況から抜け出せない方が多いため、3年で6割以上のフリーランスが廃業しているのでしょう。
ではなぜほとんどのフリーランスが年収200万円以下と稼げていないのか?
稼いでいるフリーランスとの違いは何なのでしょうか?
稼げるフリーランスと稼げないフリーランの違い
稼げるフリーランスと稼げないフリーランスの違いを大きく分けると、以下の2つに分けられると思います。
- 作業をすることがメインの人
- 売上を作ることがメインの人
稼げていない多くのフリーランスは、たぶん「前者」だと思います。
案件を取って作業を代行するのがメイン人。
一方、後者は作業をすることがメインではなく、売上にコミットすることができている人。
もちろん作業自体はするけど、大きな違いはマインドだと思います。
その違いによって以下のようなことが生まれ、収入に差がつくのかなと。
稼げないフリーランスは仕事を取る場所を間違っている
職種にもよりますが、ライターやデザイナーさんって、ランサーズやクラウドワークスのようなクライドソーシングで案件を取っている人が多いと思います。
あれって労働のわりにめっちゃ消耗するし稼げません。
その理由は、作業代行者の集まりだから。
わたしもWebライターの案件をやっていたことがありますが、文字単価は1文字1円以下。
時給に換算したらアルバイトより稼げていないかも。
クラウドソーシングに仕事を依頼する側って「誰でもいいから、安くでやって欲しい人」なんですよ。
そもそも安くで仕事を任せたい人の案件がメインなので、そこにいる人たちは安い仕事の奪い合いになってしまいます。
安く仕事を依頼したい人と安くで請け負う人たちの中でいくら頑張っても稼げるわけありませんよね。
稼げないフリーランスは自分で仕事を作れない
クラウドソーシングは仕事ありきの場所です。つまり営業せずに仕事が最初からあるから、みんなそこに群がるのです。
すでにある仕事を取りに行くのではなく、ゼロから提案をして仕事を作れるかが稼げるかどうかの分かれ道です。
営業や提案ができないと難しいですが、フリーランスとして稼いでいくためには避けては通れない道だと思います。
稼げないフリーランスは自分のスキルに自信がなくて安請け合いしてしまう
自分のスキルを売るココナラやインスタでフリーのWebデザイナーさんらを見ると、めちゃくちゃ安いです。
サイト制作5万円とか。
月に30万円稼ごうと思ったら、1か月で6サイト作らないといけません。
寝る間も惜しんで作業しても無理でしょう。
では、なぜそんなに安くしていまうのか?
1つは、さっきのクラウドソーシングのように安く仕事をして欲しい人を相手にしているから。
そこでしか営業できていないから価格競争に巻き込まれてしまうのです。
それともう一つは、自分のスキルに自信がないから。
サラリーマンから独立してフリーランスになったけど経験が浅かったり、自分の商品を売ったことがない人はスキルに自信が持てないって人が多いです。
だから、「こんなにお金をもらっていいものなのか」って勝手に思っちゃうんですよね。
こちらの記事にも書いていますが、そのマインドではいつまで経っても稼げません。
稼げないフリーランスはこれらのことに気が付いていないか、もしくは気が付いていてもどうしていいか分からないのでしょう。
稼ぐフリーランスになるためにやるべきこと
では、稼ぐフリーランスになるためには具体的にどういったことをすればいいのか?
自分で仕事を作る
自分で仕事を作るとはクライアントから直接依頼をもらうということです。
これができないと誰かの下請けになってしまい、途中でマージンを抜かれたり値切られて結果稼げません。
- 自分で営業して仕事を取る
- 相手の困りごとを見つけて提案する
こういったことを意識して、自分で仕事を作っていきましょう。
時間を切り売りしないような仕組みを作る
稼げないフリーランスは自分の時間を切り売りする作業者になっているケースが多いです。
- 1記事いくらで受ける
- 1サイトいくらで受ける
- 1案件いくらで受ける
このような仕事って1つ終わったらまた次の仕事みたいに、作業した分だけしかお金になりません。
つまり稼ぐためには作業をし続けないといけないということです。
この働き方から脱却しないと、いつまで経っても作業に追われることになります。
この対策としては、
- デジタルコンテンツ(教材)を作って売る
- 単価を上げて量を減らす
- 仕事は外注して自分は営業に専念する
など、いくらでも方法はあります。
依頼者の成果にコミットする
- Webデザイナーはサイトを作るもの
- ライターは記事を書くもの
- プログラマーはプログラミングをするもの
これって当然ですが、その当たり前のことをやっていても稼げるようにはなりません。
仕事を受けた場合、単に作業をするのではなく、相手の意図を考えてみましょう。
その作業によってどういった成果を得たいのか?
- 記事を書いて欲しい人は、その記事で検索上位を取ってアクセスを増やしたい
- サイトを作って欲しい人は、訪問した人に資料請求してほしい
何か目的があって依頼しています。
その求めている目的を達成できるようにするのです。
そこを意識すれば、
稼げないフリーランス「Webサイトを作りませんか?」
社長 「いや〜、いまはいいかな」
稼げるフリーランス「Webサイトから、売上を伸ばしませんか?」
社長 「え、そんなことできるの? 話を聞かせて」
このように提案の仕方も変わってくるはずです。
またそれによって作業内容も違ってきます。
htmlやcssのコードを綺麗に書く → 売上に直結しない
クリック率の高いバナーを作る → 売上に直結する
相手の目的を意識すれば、どこにこだわるべきか分かりますよね。
それができるようになれば、自分の価値を高めることができます。
価値が高まると値上げもできますし、スイッチングコストといって、例えばサイトリニューアル時など他の案件が発生したときに再依頼をしてくれる確率が高まります。
社長「よし、新しいサイトでも作るか。以前にお願いした◯◯さんは良かったから、またお願いするかな」みたいな。
また結果に満足した人は紹介もしてくれます。
それによって向こうから案件が舞い込んでくるような流れに持っていくこともできるのです。
プラスαのスキルを身に付ける
今持っているスキルプラスαを身に付けるのもおすすめです。
- Webデザイナーなら、マーケティングやリスティング広告を学ぶ
- Webライターなら、SEOやセールスライティングを学ぶ
本来の職務しかできない人と比べて差別化できますし、仕事の幅が広まりますよね。
稼げるフリーランスになるためにはマインドから変えていこう
稼げるフリーランスと稼げないフリーランスの違いを紹介しました。
大きな違いは、稼いでやるという強い思い。
そのマインドがあれば、どうすれば稼げるのか考えて行動するようになります。
なにも考えないフリーランスは単に作業をし続けるままなので、やった分しかお金にならないし、安く仕事を依頼したい人しか相手にできなくなります。
技術的なスキルが高くても稼げていないフリーランスは多いですし、逆にスキルがそこまで高くなくても稼げているフリーランスはいます。
やはり稼ぐというマインド(ビジネス的な観点)を持っていないと、稼げるようにはなりません。
記事を読んで心当たりのある人は、紹介した稼ぐフリーランスになるための具体的な対策をやってみて下さい。
また、こちらのメルマガではなかなか稼げていないというフリーランスへ、稼ぐために参考になるノウハウも配信していますので合わせて購読してみて下さい。
起業したいけど何をしていいか分からない
自由な働き方ができるフリーランスに憧れている
このようなへ経験談を書いています。
わたしは30代後半から40代に差し掛かり、これからの働き方に明るい未来を見出せずにいました。
それで転職ではなく脱サラして起業する道を選んだのですが、たくさんの疑問や悩みを相談できる人が周りにいませんでした。
もし身近に話を聞いてくれる経験者がいたらどんなに心強く、そして遠回りをせずに済んだのだろうと思います。
そこで同じような悩みを抱えている人のため、自分の経験を活かせるnoteを書きました。