何か大きな買い物をする際に、それが資産になるか負債になるか意識ってしてますか?
ロバート・キヨサキ氏のお金の勉強ができる本「金持ち父さん・貧乏父さん」には資産と負債について以下のように書かれています。
- 資産は、あなたのポケットにお金を入れてくれるもの
- 負債は、あなたのポケットからお金を取っていくもの
これまで私自身、何も意識することなく大きな買い物をしてきましたが、見栄や欲のために負債を買っていたのだなと後悔しております。
そして、それを続けていたらずっと貧乏のまま。お金持ちにはなれないと痛感しております。
この考えはビジネスにおいても非常に重要なことなので紹介したいと思います。
稼いだお金で負債を買っていては一生裕福にはなれない
「金持ち父さん・貧乏父さん」を読んでから意識しているのが、仕事で稼いだお金でなるべく負債を買わないこと。
負債とは、あなたのポケットからお金を取っていくものですね。
具体的には、
- 車
- 家
などがそれにあたります。
車は購入した後に自動車税、自動車保険、ガソリン代、いろいろな出費が必要です。買った後からどんどんとお金が出ていきます。
住宅もそうです。固定資産税、火災保険、35年の住宅ローンなど。
でも一般的にはこれらってステータスとして見られがちですよね。
新車や高級車、新築一戸建てを買うと人から羨ましがられて、自分自身も優越感を味わえるし。
わたしもそう思っていました。そして35年の住宅ローンを組んで、数百万円もする新車を買っていました。
でもこれじゃずっと裕福にはなれません。ローンに追われ、維持費もかかるし、それらの負債を支払うために日々働いているようなものです。
起業をしていくら稼いでも負債を買っていたんじゃ、いざ経営が悪化したり稼げなくなったときに苦労します。
資産とは一体何なのか?
では逆にポケットにお金を運んでくれる資産とは具体的に何なのか?
- 株式の配当
- 土地、建物
- 自動車
などです。
これを見て「ん?」っと思った人もいると思います。
さっき、自動車や家は負債だと書いたので。
それがなぜ資産になるのか?
重要なのは、物自体ではなく自分がどう利用するかです。
資産とはポケットにお金を運んでくれるもの。つまり家を買って自分で住めば負債、買った家を人に貸して家賃を得れば資産。
車も自分が乗れば負債、人に貸してお金を得れば資産となります。
最終的に自分がお金を支払うのか、収入を得ることができるのかが違うということですね。
負債だってお金に代えられない価値がある
とはいっても、お金に代えられない価値というものもあります。
わたしは新築住宅を35年ローンで購入し、まさに大きな負債を抱えました。
でも、その代わりにたくさんの思い出と精神的な自由を得ることができたんです。
家を買う前はアパートに住んでおり、子供たちが暴れると下の階から苦情が来ていました。
それで子供たちになるべく静かに過ごすように言っていたのですが、一戸建てに住みだしてからはまったく近所への音を気にすることなく過ごせています。
また庭でべバーベキューをしたり、これまでできなかったことができるようになりたくさんの楽しい思い出もできました。
このように、負債が必ずしもその人にとって悪いものだとは言えません。
確かに金銭面では負債ですが、その代わりに得られるものもたくさんありますので。
でも、負債を支払うために働き続けるのも嫌だし、時間的な余裕だって欲しい。誰だって裕福にはなりたいですよね。
じゃあどうすればいいか?
負債を買っても余裕のある財政を築けるように仕事を頑張る?
それも一つの方法です。
でも、それだと労働から抜け出せないし、時間という自由も手に入りません。
それならどうすればいいか?
もっといい方法があるのでご紹介します。
資産を買ってから負債を買う
その方法とは購入する順番を変えることです。
例を出しましょう。
300万円の現金を持っていて、車を購入したとします。
現金で購入したのでお金はなくなり、毎月のガソリン代や保険料などプラスで維持費が発生します。
まぁ普通の買い物ですね。
これだと負債になります。
では、持っている300万円で中古の不動産を購入して、家賃5万円で貸したとします。
現金300万円はなくなりますが、毎月5万円の収入が得られるようになります。
ここから固定資産税や火災保険を差引いてもまだ数万円は手元に残ります。その残ったお金で車を買うのです。
車をローンで購入して、残った数万円で毎月返済していくってことですね。
そうすれば、同じ300万円でも家と車が手に入ります。
やったことは単に購入する順番を変えただけです。
資産を買って、その資産から得られる収入で負債を買う。
ただ順番を変えただけでこの違い、絶対意識しておきたいですよね。
サラリーマンでも個人事業主でも稼いだお金をそのまま負債に使うのではなく、資産を買うことに使う。
これを意識するだけでずっと裕福になれると思います。
自分の理想とする生活を手に入れよう
わたしが理想とする人生は時間的な余裕を持つこと。
いくらお金があっても、稼ぐために四六時中働いていたのでは楽しくありません。
自分が動かなくても収入が得られる仕組みを作りたいのです。
そのためには資産にお金を生み出してもらう必要があります。
では、あなたが理想とする生活はどういったものでしょうか?
金銭的な余裕、時間の自由を手に入れたいのであれば、やはり資産は必要不可欠だと思います。
これまで何も考えずに買い物をしていたのであれば、それが負債なのか資産なのかを考え、購入する順番を変えてみると良いと思います。
ぜひ意識してみてください。
起業したいけど何をしていいか分からない
自由な働き方ができるフリーランスに憧れている
このようなへ経験談を書いています。
わたしは30代後半から40代に差し掛かり、これからの働き方に明るい未来を見出せずにいました。
それで転職ではなく脱サラして起業する道を選んだのですが、たくさんの疑問や悩みを相談できる人が周りにいませんでした。
もし身近に話を聞いてくれる経験者がいたらどんなに心強く、そして遠回りをせずに済んだのだろうと思います。
そこで同じような悩みを抱えている人のため、自分の経験を活かせるnoteを書きました。