個人事業主になるとよくあるのが、お金をもらうことへの抵抗。
わたしも仕事でお客さんからお金をもらう際に、「こんなに高く請求して大丈夫かな?」という罪悪感があったので、
- 仕事を安くで引き受ける
- ちょっとした作業なら請求せずに無料にする
- 言われてもいないのに見積もりに値引きを入れる
- 知り合いは友人価格で安くやってあげる
こんな感じだったんですね。
でも、断言します。
個人事業主(フリーランス)として自分の事業を伸ばしていくなら、その考えは捨てたほうが良い。
そうしないと自分で自分を苦しめることになります。
わたしは考え方を変えたおかげで、いまではお金をもらうことは相手を幸せにした証拠だと思えるようになりました。
こういった考えでないと、これから独立起業して事業を継続していくのは難しいと思います。
ここでは支払われる対価に対してポジティブな感情を持つために必要なことを紹介します。
お金をもらうことに罪悪感を感じる原因は何か?
お金をもらうことに罪悪感を感じる根本的な原因を突き詰めていくと、
- スキルや経験不足による不安や自信のなさ
- 自分の価値を正しく認識できていない
この2つに行き着きます。
スキルや経験不足による自信のなさ
例えば、仕事の依頼を受けた場合、自分の知識やスキルに自信がないと、
- 他社に比べて劣等感を感じてしまう
- クレームが来たときが怖い
このような思考になってしまい、お金をもらうことに罪悪感を感じるため、他社よりも安くしたり、タダで作業してしまうんです。
でもこれって単にプレッシャーから逃げてるだけなんですよね。
自分の価値を正しく認識できていない
それともう1つが、自分の価値を分かっていないケース。
本当は十分なスキルを持っているのに経験や実績が乏しいため、それが自信のなさにつながり、値引きや安請け合いしてしまうんです。
じゃあ、そういった考えを払拭するためにはどうすれば良いのか?
小さな実績を積み重ねてスキルと自信をつけていく
いきなり自信を持てといっても難しいですから、まずは小さな実績を積み重ねていくことをおすすめします。
参考書を読んだりセミナーに参加するだけでなく、実践で経験を積んでいきましょう。
最初は少額でサービスを提供してスキルと経験を積み、数をこなして慣れてきたら徐々に価格を上げていく。
その実績が増えるほど価値を提供できている証拠ですから、自分の価値を認めるということになり自信につながります。
そのとき、お客様にサービスの感想をもらうといいと思います。質や内容はどうだったか。悪いところはそれを元に改善していけばいいんじゃないでしょうか。
そうすれば口コミや評価も増えていき、安売りしなくても向こうから仕事が舞い込むようになります。
だから自分に自信がなくて、高額でサービスを提供できない、お金をもらうことに抵抗がある人は、こういった流れでやってみるのがおすすめです。
お金をもらうことは価値を提供した証拠
相手があなたにお金を払うということは、価値を提供できた証拠です。なんの価値も提供していなかったらお金なんて誰も払ってくれません。
だから、お金をもらうことは悪いこと、相手から奪うことではなく、価値を提供した証拠だと思うようにすると良いですね。
相手は欲しい未来が手に入る、それによってあなたにお金が支払われる。
つまり互いにWinWinの関係であるということです。
たくさんお金をもらうほうが、より多くの価値を提供し、多くの人を幸せにしている
- 100万円の収入がある人は100万円分の価値を提供した
- 1,000万円の収入がある人は、1,000万円分の価値を提供した
- 1億円の収入がある人は、1億円分の価値を提供した
つまり金額が大きいほどより多くの人に価値を提供しているということです。
だからお金をもらうことに罪悪感を感じている人は、どうすれば相手が喜ぶか考えて行動し、実績を積み重ねてスキルと経験を身に付ける。
そして、自信をもって自分のサービスを提供する。
より多くのお金をもらう人のほうが、その分多くの人に価値を提供して幸せにしている。
こう思うようにすると罪悪感なくなるんじゃないかな。
そして自信をもって価値を提供するには、そもそものサービス作りが大切です。
自分の商品やサービスが価値あるものか、競合他社と比べてどうなのか見直したい方はこちらの記事を読んでみてください。
自分が納得できる料金表を作っておく
もう一つ、わたしが実践しているのが料金表の作成。
仕事を受けるたびにいくらにしようとか、価格交渉にストレスを感じる人は、あらかじめ料金表を作っておくのがおすすめです。
相場や自分が納得する料金で価格を決め、仕事を受けた場合は相手にそれを見せて突き通すのです。
「わたしはこの価格でやっているのでこちらでお願いします」と決めておけば、案件のたびに値決めをする必要がないし、毎回価格交渉でストレスを抱えることもなるなります。
フリーランスになりたい、なったけど悩みがある人に個別相談もやってます
起業したいけど何をしていいか分からない
自由な働き方ができるフリーランスに憧れている
このようなへ経験談を書いています。
わたしは30代後半から40代に差し掛かり、これからの働き方に明るい未来を見出せずにいました。
それで転職ではなく脱サラして起業する道を選んだのですが、たくさんの疑問や悩みを相談できる人が周りにいませんでした。
もし身近に話を聞いてくれる経験者がいたらどんなに心強く、そして遠回りをせずに済んだのだろうと思います。
そこで同じような悩みを抱えている人のため、自分の経験を活かせるnoteを書きました。