脱サラ起業して1年半。
この度、個人事業主から合同会社へ法人化をしました。
法人化といっても社員はわたし一人なので、やることはこれまでとは変わりませんが。
今回、合同会社設立(法人化)にあたっては、freeeというクラウド会計ソフトを使っていたので、会社設立freeeというサービスを使いました。
司法書士さんに依頼しても良いのですが、お金がかかるので自分でやったほうがいいです。
会社設立freeeなら、時間がなくても知識がなくても簡単にできるのでおすすめです。
ここでは、会社設立freeeで法人化(合同会社設立)の流れを紹介するので、法人化を検討している人はぜひチャレンジしてみて下さい。
法人化するための事前準備
まず、印鑑証明が必要になるので事前に市役所等に行き準備しておきましょう。
印鑑証明は個人の印鑑ですね。
あとは、法人用の印鑑も購入しておく必要があります。
これは法務局に提出する書類に登記する会社の印鑑を登録する必要があるからです。
ちなみにわたしは、法人用の印鑑は印鑑の匠ドットコムで購入しました。
- 代表者印
- 銀行印
- 角印
これら法人用3点セットでおよそ18,000円。
素材は高級感のある黒彩樺にしましたが、素材によっては1万円以下で作る事ができます。
注文してから3日ほどで届くし、完成品に関してもおしゃれなので満足しています。
会社設立freeeで作業開始
個人用の印鑑証明の取得と、法人用印鑑の購入ができたら会社設立freeeに会員登録して作業を開始します。
※すでに個人事業主用の会計freeeを使っている人も、法人用のアカウントが必要なので新規で登録してください。
紙定款か電子定款か選ぶ
無料会員登録できたら、紙定款にするか電子定款にするか決めます。
定款とはどういった事業をするのか企業の目的を決める文章のようなものです。
会社設立freeeでは、選択肢が用意されているので該当する事業を選択するだけで簡単にできます。
例えば、Webデザイナーの仕事であれば、EC(電⼦商取引)サイト、その他各種ウェブサイトの企画、制作、販売、配信、運営及び管理といった選択肢があるので選ぶだけでOK。
もし、変更したい、希望の選択肢がない場合は手動で入力することも可能です。
紙定款だと印紙代が4万円、電子定款だと紙ではなく電子データなので、印紙が不要になり4万円もいらなくなります。
なので、電子定款がおすすめ。
ただし、電子定款も司法書士さんへの代行手数料として5,000円かかります。
また領収書を発行してもらうにはプラス1,000円で合計6,000円かかります。
ちなみに、会計freeeの法人プランを契約すれば、司法書士さんへの代行手数料5,000円が無料になります。
会計freeeには個人事業主用と法人用があり、わたしは個人事業主用のプランは契約していたのですが、それでは代行手数料は無料にはならず、新たに法人用プランに加入する必要があるとのこと。
わたしはとりあえず税理士さんに経理はお願いしているので、法人用の会計freeeは契約せず、電子定款の作成料として司法書士さんに6,000円(領収代込み)を支払いました。
定款ができたら印鑑証明書をアップする
定款の作成ができたら、事前に準備しておいた印鑑証明書をコピー機などでスキャンしてデータ化するか、スマホで写メを撮ってアップロードします。
そうすると、担当の司法書士さんからメールが来きます。
そこに手数料の支払先が記載されているのでお金を支払いましょう。
私の場合は、法人用freeeを契約しなかったので、手数料5,000円プラス領収書代1,000円、合計6,000円を振り込みました。
あとは司法書士さんが定款を作成するのを待ちましょう。
わたしの場合、3日後に完了メールが来ました。
法務局に定款などの書類を提出する
定款ができたらあとは、その他必要書類と合わせて法務局に提出します。
直接持っていてもいいし、郵送でもOKです。
わたしは郵送で送りました。
ちなみに法務局って同じ県内にも複数ありますが、提出すべき法務局は会社設立freeeが自動で表示してくれるので、そこに提出しましょう。
例えば、福岡県だったら、西新出張所、粕谷出張所などではなく、福岡法務局に提出といった感じです。
提出すべき書類は、
- 電子定款(CD-RやDVD-Rに司法書士さんからもらったPDFデータを入れて焼く)
- 印鑑証明書(最初に取得した個人のもの)
- 資本金を入金した通帳のコピー
- 登記書類
- 登録免許税分の印紙(合同会社は6万円)
電子定款
電子定款は司法書士さんからメールでPDFデータで送られてくる、または同じデータが会社設立freee内でダウンロードできるようになるので、そのデータをCDやDVDに焼きましょう。
CDやDVDはダイソーなどに行けば売っています。
印鑑証明
印鑑証明は最初に取得した個人の印鑑のものですね。
通帳のコピー
資本金を入金した通帳のコピーですが、これは定款を作る際に資本金を自分で入力する欄があるので、そこで決めた金額を通帳に入れる必要があります。
例えば、資本金50万円としたなら、現在持っている個人用(自分の名義のものであればOK)の通帳に50万円を入金します。
現在持っている通帳にあらかじめ50万円入っている場合は、一旦引き出してから再度入金をします。
別の口座や現金で50万円ある場合は、それを入金しましょう。
入金した日付と50万円を入金したことが分かるように通帳記入して、通帳の表紙、表紙裏、50万円入金したページの3つをコピーします。
ちなみに、通帳のコピーをとったら、資本金は引き出しても、使ってもOKです。
ただ、資本金がきちんと50万円振り込まれたという証拠のコピーが必要なだけなので。
登記書類
登記書類に関しては、会社設立freeeの画面から印刷できます。
印刷後に個人用と法人用で作った印鑑を、指定の場所に押してください。
どこにどの印鑑を押すかはきちんと書かれているので大丈夫です。
登録免許税分の印紙
登録免許税は株式会社が15万円、合同会社が6万円です。
その金額分の印紙を購入して、登記書類に貼り付ける欄があるので貼りましょう。
書類を法務局に郵送で送る人は、郵便局で印紙を買って貼り付け、そのままそこで送ればOK。
1週間~2週間で登記完了
法務局に必要書類を提出したら、あとは待ちましょう。
混み具合などにもよると思いますが、わたしの場合は1週間程度で登記が完了しました。
問題なく登記完了した場合は法務局から連絡がこないので、自分で登記ができたか確認する必要があります。
書類に不備がある場合は連絡が来ます。
国税庁 法人番号公表サイトで自分の法人名を入力して表示されれば登記完了ということになります。
登記が終わってもまだやることはあります。
ざっくりと説明すると、
- 法務局に行って登記事項証明書と法人用印鑑の証明書を取得する(法人用の口座の作成に必要)
- 年金事務所に行く
- 社会保険の加入手続きをする
- 役員報酬を決める
- 法人用の銀行口座を作る
- 必要な人はクレジットカードを作る
などなど。
登記完了後に必要な作業も会社設立freeeなら、どこに何を持って行けばいいのかきちんと教えてくれます。
なので、それにそって手続きを行えばOK。
以上、法人化を自分でやろうと思っている人の参考になれば幸いです。
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それで転職ではなく脱サラして起業する道を選んだのですが、たくさんの疑問や悩みを相談できる人が周りにいませんでした。
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